ニュース

ワークシェアリングサービス「Ucare」の提供を開始

ワークシェアリングサービス「Ucare」の提供を開始

 USEN WORKING(東京都品川区、大関隆介代表)は、介護業界の人材紹介サービスとして、4月12日から介護事業者向けワークシェアリングサービス「Ucare」(ユーケア)の提供を開始した。

 同社はこれまで、飲食店や小売店などを対象に、「Baitry(バイトリー)」(体験型アルバイト情報サービス)を提供してきた実績(約75万件)をもつが、今回、初めて介護事業所向けにワークシェアリングサービスを提供する。

 介護サービスの人材が不足し、新型コロナウイルス感染症の影響も重なって、介護業界の有効求人倍率は3.87%となり、全産業の1.04%と比べて、深刻な人手不足に陥っている(厚労省、令和3年1月の調査)。

 現場では求人を出しても応募がない、という状況になり、派遣業者に依頼するこことで人件費が嵩むなどの問題点も指摘されている。同社は現場について「採用に経費がかかり、また施設と求職者との間にミスマッチもある」と説明している。

 「Ucare」は、事業者の採用経費を抑え、また登録者に専門職を多く抱えるなどして、こうした現場の課題に対応している。現在、登録者は約4000人を超えている。登録者は介護職の経験者が約8割で、そのうち約8割が介護や看護の有資格者となっている(27%が介護福祉士資格を保有)。看護師や准看護師の有資格者も3割弱を占めている。

 利用に関する料金は、求人欄への掲載費や月額費は無料で、働いた人の総時給の30%が手数料となる。例えば、派遣会社を利用する場合、施設によって費用が異なるが、時給2400円から2600円程度のところを、「Ucare」を活用すると、手数料を含めても1400円から1800円程度で採用が可能となる。

 有資格者を採用する場合、およそ1200円前後で給与設定する場合が多い中、1560円(賃金1200円+手数料360円)で採用が可能。派遣と比べて4割近く安い費用で雇用が可能になる、とメリットを説明する。

 依頼できる仕事の内容は、「食事介助・清掃・入浴介助・送迎ドライバー・夜勤・バイタル測定・レクリエーション・リネン交換・口腔ケア・移動介助・排泄介助体位変換・着脱介助・服薬管理、指導・配膳下膳・対話・見守り」などを挙げている(詳細は下記サイトへ)。

 介護領域特化型ワークシェアリングサービス 『Ucare』
 https://lp.ucare.works/partner

関連する記事

2024年度改定速報バナー
web展示会 こちらで好評開催中! シルバー産業新聞 電子版 シルバー産業新聞 お申込みはこちら

お知らせ

もっと見る

週間ランキング

おすすめ記事

人気のジャンル