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異業種経験者らを介護業界につなぐ スキルシェアサービス「スケッター」

異業種経験者らを介護業界につなぐ スキルシェアサービス「スケッター」

 サービス業など異業種経験者を介護福祉業界につなぐプラスロボ(東京都港区、鈴木亮平社長)。同社は1月から、スキルシェアサービス「スケッター」に参加する介護事業所を3月末まで募集している。

 スキルシェアサービス「スケッター」は、2019年から始まった同社の独自サービスで、介護業界に関心がある未経験人材と介護福祉業界をマッチングするシステム。約2000人の登録者のうち、異業種は約7割。これまで累計で約1500回以上、介護事業所とマッチングしてきた。そのうち、数十名は事業所との直接雇用に至っている。

 新型コロナウイルスの影響で失業者が増え、人手不足が深刻な介護福祉業界に来てくれれば助かるところだが、専門性の高い介護福祉業界で働くのはそう簡単ではない。また、実際、採用してもすぐに退職するなど、なかなか定着率が低いのも業界の悩みだ。

 実はスケッターでは、身体介護を実施しないのが特徴で、それに関わらない範囲での仕事を紹介している。見守りや傾聴など仕事は多岐に渡る。登録者は学生や20代から40代が多いのも特徴で、介護未経験者の割合も約65%。介護に関心はあったが、 関わるきっかけや手段がなかったという人や、対人サービスのスキルを活かしたい、人と関わる仕事を続けたい、という声もあり、介護現場の働き手の潜在ニースは確実にあるようだ。

 「スケッターは介護事業者との繋がりを作るのを目的としている。現場に入ってもらい、その事業者のファンになってもらう。短期的な労働力確保というよりコアサポーターを作ることが先決。コミュニティ形成サービスだと考えて欲しい」と代表の鈴木亮平さんは話す。先に書いた通り、スケッターがきっかけで直接雇用に繋がったケースもあり、ファンがファンを呼び、繋がりができてくる、と介護事業者の満足度も高いそうだ。

 利用方法は、施設が利用する場合は、定額でシステムを利用するが、現在、1か月間、トライアル期間を設けているので、無償で提供している。また、紹介手数料も一切発生しないので、事業者の負担が少ないのもメリットだ。


「スケッター」
https://www.sketter.jp/about/

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