同社は、新型コロナウイルスの蔓延にともない、安価で気軽、迅速に、しかも精度の高い検査体制の供給に努めてきた。今回の検査キットは自宅などに郵送で届き、検査キットで採取した検体は、厚生労働省から認可を受けた２種類の検査機器を使用して検査し、検査結果は、到着後およそ３時間後に本人にメール通知する。

　同グループでは、病院の監修のもと、２０年１２月から今年の２月にかけて、店舗来店型の「木下グループ 新型コロナＰＣＲ検査センター」を都内５か所（新橋・新宿・渋谷・秋葉原・池袋）に開業した。

　また、企業団体や自治体向けに、配送・集配式によるＰＣＲ検査の実施も多数行っている。読売巨人軍の沖縄キャンプでは、ＰＣＲ検査所を運営し、日本財団による医療・介護従事者への無料ＰＣＲ検査なども運営し話題になった。

　今回の販売は、地方に住んでいたり、多忙で都内の店舗型ＰＣＲ検査センターに行けない人などに向けて、サービスを広げた形だ。無症状だが自主的に検査したい人や、医療介護に携わる専門職、中でも検査体制がなかなか整わない在宅介護現場などの不安に応える内容になっている。「医療介護従事者にかかわらず、一般の方に広く購入頂いている。都内の店舗に行けない地方の方も多い」と担当者は話している。

　申し込みは、店舗のほか、同社ＥＣサイト、旅行会社窓口等で対応。価格は、店舗販売２３００円（返送料は３６０円）、ＥＣサイトは２３００円（送料：４００円＋返送料：３６０円）となっている。全国への配送に対応している。

　同社の検査施設は、厚生労働省が指定する「衛生検査所」に登録されているが、厚生労働省からの協力要請に応じるため、検査結果が陽性であった場合には医療機関受診に繋げている。申し込みに際しては、そのための誓約書や同意書への署名も求めている。

　詳細は、木下グループ　新型コロナPCR検査センター | (corona-testcenter.shop)