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エクサホームケア「トルト」 口腔機能をAIで評価する新機能
エクサホームケア(東京都港区、石野悟史社長)は4月1日、身体機能分析AI「CareWiz(ケアウィズ)トルト」で、口腔機能をAIで評価する新サービスをリリースした。
利用者が「パタカ」を繰り返し発声する様子をスマホやタブレットで撮影し、アップロードすると、AIが舌口唇の機能分析やおすすめ運動の提案を行う。主に、言語聴覚士や歯科衛生士など口腔機能の評価を行う専門職がいない事業所での活用を見込む。
「パタカ」の発声は口腔機能の評価や体操で広く使われている。新サービスでは、対象者にできるだけ早く「パタカ」を繰り返し発音してもらい、AIが①発音②速さ③安定度④リズム――の4項目を合計100点で評価する。
同社の開発担当者によると、例えば「パ」の音は、唇をしっかり閉じて発音しないと「マ」の音に近くなる。口唇の力が弱いと、食べこぼしや飲み込みも難しく、摂食嚥下機能が低下している可能性があるという。同様に、舌を上あごにつける「タ」や喉を締めて出す「カ」もしっかりと発音できているかAIが評価する。
そのほか、速さと安定度では口腔の筋力や唾液の分泌量など、リズムでは息継ぎの回数から呼吸能力などをみる。一人の利用者の経時変化もグラフで表示し、一目で把握しやすい。結果をコミュニケーションシートとして表示・出力もできるので、利用者・家族、他職種にも説明や共有がしやすくなる。
開発やデータ提供には、訪問歯科大手のデンタルサポート(千葉市、草深多計志社長)の協力を得た。
問合せは同社(info@toruto.jp)まで。
「パタカ」の発声は口腔機能の評価や体操で広く使われている。新サービスでは、対象者にできるだけ早く「パタカ」を繰り返し発音してもらい、AIが①発音②速さ③安定度④リズム――の4項目を合計100点で評価する。
同社の開発担当者によると、例えば「パ」の音は、唇をしっかり閉じて発音しないと「マ」の音に近くなる。口唇の力が弱いと、食べこぼしや飲み込みも難しく、摂食嚥下機能が低下している可能性があるという。同様に、舌を上あごにつける「タ」や喉を締めて出す「カ」もしっかりと発音できているかAIが評価する。
そのほか、速さと安定度では口腔の筋力や唾液の分泌量など、リズムでは息継ぎの回数から呼吸能力などをみる。一人の利用者の経時変化もグラフで表示し、一目で把握しやすい。結果をコミュニケーションシートとして表示・出力もできるので、利用者・家族、他職種にも説明や共有がしやすくなる。
開発やデータ提供には、訪問歯科大手のデンタルサポート(千葉市、草深多計志社長)の協力を得た。
問合せは同社(info@toruto.jp)まで。
(シルバー産業新聞2023年4月10日号)