全国老人福祉施設協議会（平石朗会長）は、４月からホームページをリニューアル。新型コロナウィルス感染症関連情報特設ページも新設し、日々、最新情報に更新している。

　同サイトでは、これまでも厚労省等からの通知などに対して、常に最新情報を公開してきたが、特設ページではコロナ情報に限定し、感染症マニュアルをはじめ、チェックリスト、対応策、Ｑ＆Ａなどを公表している。

　介護現場での感染症対応で、厚労省の通知の頻度はかなり高くなっているが、現場を抱える中で膨大な資料を読み込むのが難しい面もある。そこで、同協会では、膨大な文書を凝縮した「介護現場の新型コロナ対応フロー」を作成した。

　この対応フローは、介護現場でのコロナ対策が①から⑥の６つの図にまとめられている。構成は、新型コロナウイルス感染症対応フロー職員編、利用者ケア編、事業経営篇からなり、見たいところをすぐに探せて、実用性に富んでいる。他にも現場で使える資料として「チェックリスト」「通知」も提供している。

　老施協の担当者は、「厚労省からの通知が多いのは、刻一刻変わる状況に対応してのことですが、一字一句を間違えずに読んでいる余裕は現場にはありません。そこで、新型コロナ感染症関係の通知を凝縮しました。現場で役立てて頂くことを想定しています」と話している。

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