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クラブネッツ オンライン請求書送付で業務負担軽減へ

クラブネッツ オンライン請求書送付で業務負担軽減へ

 クラブネッツ(東京都渋谷区、冨安仁社長)は3月7日に、利用者や家族への請求書やケアプランなどの重要書類をLINEやメールで送付できる「CareLoop(ケアループ)」をリリースした。
 介護現場でのDX化を促進することで、職員の負担軽減や働き方改革、利用者家族との円滑な情報共有などに繋げる。

LINEを使った利用者・家族とのスムーズな情報共有

 ケアループは「介護事業者と利用者ご家族をデジタルでつなぎ、コミュニケーションをより自由に、便利に」をコンセプトに開発されたシステム。利用者・家族がLINEやメールを用いることで、事業所との自由なデジタルコミュニケーションを可能にする。

 同サービスでは9400万人(日本人の約7割)が利用するLINEを使用。利用者・家族はLINEから事業者の公式アカウントをフォローして必要事項を登録するだけで、事業所からの案内や伝達事項をオンラインでいつでも簡単に確認できる。事業者側は、公式アカウントを作成し、必要情報を登録するだけ。アカウントの開設はクラブネッツがサポートする。

 同社取締役の高垣俊勝氏は「普段から使い慣れているLINEを活用することで、オンライン化による業務効率化だけではなく、介護事業所と利用者・家族の情報共有などの接点強化が期待できる」と説明する。

 同社はLINEのパートナー制度の中で、販売部門の「LocalSalesPartner」の最上位認証のDiamond認定、技術部門の「TechnologyPartner」にも認定。これまでLINE公式アカウントを絡めた数多くの開発・企画・運用案件に携わった実績を持つ。

職員の業務負担軽減やデジタル化によるコスト削減

 今回のサービスでは、オンラインでの請求書や領収書の送付が行える機能を搭載。また、事業所からの連絡事項などもオンライン上で内容確認や利用者の同意チェックが行える。

 請求書や伝達事項をオンライン上でやり取りすることで、転記ミスを軽減するとともに、▽請求書紙帳票の出力▽封入▽宛名書き▽切手貼り▽投函――などのアナログ作業がゼロに。さらに、郵送コストや対応業務における工数・人件費の削減効果が期待できる。

 高垣氏は「すでに導入意思をいただいている事業所も多数ある。今後は▽引落し口座連携▽未払い金の回収▽ケアに関わる費用の電子決済▽介護用品のEC販売▽面会予約やWEB面談▽見守りサービスとの連携▽その他業種企業との連携――などのコンテンツ搭載を予定。介護現場のアナログ業務の削減に向け、介護業界のDX化を支援していきたい」と語った。

 価格は要問合せ。

 問合せは同社ホームページ(https://www.clubnets.jp/careloop/)またはメール(info_careloop@clubnets.jp)まで。
(シルバー産業新聞2023年3月10日号)

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