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フロンティーク・デザイン「ラクウェア」 デイサービスの業務効率化・経営課題の見える化に貢献

フロンティーク・デザイン「ラクウェア」 デイサービスの業務効率化・経営課題の見える化に貢献

 フロンティークグループ(岐阜県関市、三鴨正貴社長)は、岐阜県内に通所介護事業所ラクアデイサービスを3店舗展開し、関連のフロンティーク・デザインでは、現場と経営者の視点で開発したデイサービス特化型の業務支援ソフト「ラクウェア」を販売する。開発者の三鴨社長と吉川みのりさんに聞いた。

約9割の書類業務を削減

 当社は2010年に設立。岐阜県内でラクアデイサービスを展開する中、現場のスタッフの声と経営者の目線を取り入れたデイサービス特化型の業務支援ソフト「ラクウェア」を開発した。
 本ソフトはタッチパネル対応で、利用者の連絡帳作成もワンクリックで印刷できる。様々な形式に対応しており、手書きの苦労から解放される。利用スケジュールの変更や申し送りも専用画面から一目瞭然だ。
 送迎表の作成も車両の座席配置まで登録できるほか、毎月のモニタリングシートもケアマネからの聞き取りをもとにしたテンプレートに沿って効率的に作成できる。
 想定では1日4時間の書類作成作業が30分に短縮できるなど、業務時間を9割削減できた。職員の満足にもつながり、経営状況も改善した。
(左から)三鴨正貴社長、吉川みのりさん

(左から)三鴨正貴社長、吉川みのりさん

必要な機能だけをインストールし使用

 本ソフトは▽「プランナー」はスケジュール管理▽「ドライバー」は送迎管理▽「レコーダー」はバイタルや服薬の入力、連絡帳などの記録・印刷▽「トレーナー」は個別機能訓練計画書の作成や管理――など全11種類の機能をもち、各担当が必要な機能だけを個人のパソコンにインストールし、職場のタスクシフトを意識した作業ができる。
 利用者情報はクラウド上で連携しており、BCPに向けた災害時のバックアップに関しても万全だ。
メイン画面から利用者情報を一覧できる

メイン画面から利用者情報を一覧できる

ケアプランデータ連携システム標準様式に対応

 サービス予定表と提供表のエラーチェック機能もあり返戻を大幅に減らせる。
 LIFEと4月から本格始動するケアプランデータ連携システム標準様式にも対応しており、アップロード用のCSVファイルも容易に作成できる。
 連携する介護ソフト「ケア樹(グッドツリー)」「トリケアトプス(岡谷システム)」を使用すれば、一気通貫で請求も可能。
 実績画面が見やすく、その他のソフトであっても実績の入力が容易にできる。

分析アプリで経営課題を見える化

 分析アプリの「レポーター」は、事業所の売上や利用者の単価、平均介護度などを「見える化」し、経営方針を立てるのに活用できる。
 サービスを休んだ人や利用が終了した人などの理由も一覧できる。月の予想売上と目標値に差があれば、新規利用者の獲得などの戦略も立てやすい。
 価格は月1万8000円から。フルパッケージで2万5000円。現在、全国で1カ月間無料のデモを行っている。(談)
問合わせは同社(☎ 0575-24-9636)(ホームページhttps://laquare.jp/)まで。
(シルバー産業新聞2023年4月10日号)

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