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麻雀ゲームで認知症予防研究 シグナルトーク
シニア世代向けにパソコン用オンライン麻雀ゲーム「Maru-Jan」、将棋ゲーム「遊び処ふくろふ」を提供するシグナルトーク代表の栢(かや)孝文氏に、同社の取り組みについて話しを聞いた。
オンラインゲーム「Maru-Jan」
メインコンテンツ「Maru-Jan」は、全自動麻雀卓・音・配牌の調査分析を行い、雀荘での麻雀の再現にこだわりを持ち、制作されている。今年で7周年を迎え、会員数は50万人を超えた。プレイヤー層は30代~60代。最近は50代~70代の増加が顕著で、1年間の世代別平均プレイ数では、60代以上が1位とシニアが楽しむ麻雀ゲームになっている。
栢氏は人気を集めている理由として、「再現力はもちろん、見やすさへのこだわり。年間・週間など日々開催されるイベント。定期的なリリースを継続的に提供できているのが、長くプレイして頂いている要因」と話す。
栢氏は人気を集めている理由として、「再現力はもちろん、見やすさへのこだわり。年間・週間など日々開催されるイベント。定期的なリリースを継続的に提供できているのが、長くプレイして頂いている要因」と話す。
麻雀と認知症予防の関連性を研究
現在、認知症予防の研究にも取り組んでいる。「麻雀が認知症防止によい」という噂が本当かと疑問に思ったのが研究に取り組むきっかけだった。
研究を初めてから4年。これまでに諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授と「Maru-Jan」のプレイ時と計算ドリル読解時の脳の活性度の比較調査、日本生体医工学会BMEonDementia研究会会長の志村孚城氏とオンラインでの「漢字色別テスト(物語編)」による認知症チェックの試行などに取り組んだ。4月には第50回日本生体医工学会で同研究の経過報告も行われた。
研究を初めてから4年。これまでに諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授と「Maru-Jan」のプレイ時と計算ドリル読解時の脳の活性度の比較調査、日本生体医工学会BMEonDementia研究会会長の志村孚城氏とオンラインでの「漢字色別テスト(物語編)」による認知症チェックの試行などに取り組んだ。4月には第50回日本生体医工学会で同研究の経過報告も行われた。
今後5年で、オンライン上で認知症進行チェックが可能なシステムを構築し、提供するコンテンツによる認知症予防効果の実証を目指す。
また同システムの活用で、「多くの認知症に関するデータがオンラインで収集可能になる。集められたデータは、さらなる認知症研究に役立てられる」と研究の意義を語った。
「経済の復活のカギを握るのはシニア世代。戦争を経験し、日本の高度成長期を生き抜いてきたシニア世代が、まだまだ働き、遊び、経済活動をするのが日本経済には重要」と栢氏。「体力的なサポートは医療に任せ、心のサポートを我々が担えれば」と、同社コンテンツで遊び、楽しんでもらいたいと語った。
〇Maru-Jan HP http://www.maru-jan.com/
〇シグナルトーク HP http://www.signaltalk.com/
また同システムの活用で、「多くの認知症に関するデータがオンラインで収集可能になる。集められたデータは、さらなる認知症研究に役立てられる」と研究の意義を語った。
「経済の復活のカギを握るのはシニア世代。戦争を経験し、日本の高度成長期を生き抜いてきたシニア世代が、まだまだ働き、遊び、経済活動をするのが日本経済には重要」と栢氏。「体力的なサポートは医療に任せ、心のサポートを我々が担えれば」と、同社コンテンツで遊び、楽しんでもらいたいと語った。
〇Maru-Jan HP http://www.maru-jan.com/
〇シグナルトーク HP http://www.signaltalk.com/
(ねんりんピック新聞2011in熊本)