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介護食の展示・商談会「メディケアフーズ展」1/27~29開催

介護食の展示・商談会「メディケアフーズ展」1/27~29開催

 国内最大級の高齢者食・介護食の専門展「メディケアフーズ展2021」が1月27~29日に東京ビッグサイト(西4ホール)で開かれる。「介護産業展」「保険外サービス展」「保険薬局支援展」など7展合同の「ケアショー・ジャパン」として、今年は初めての3日間開催で、全展示会あわせて出展120社・来場1万人を見込む。

 メディケアフーズ展では介護食品や配食、厨房機器、口腔ケア用品等の主力メーカーが一堂に集まる。一般・学生は入場不可で、医療・介護専門職や食品流通業者が中心。今年度は新型コロナウイルス感染拡大を受け展示会が軒並み中止・延期となる中、数少ない直接の商談・マッチングの場として期待される。

報酬改定 重度化防止へ栄養・口腔ケア底上げ

 次期介護報酬改定では、栄養・口腔ケアを通じた重度化防止の推進がはかられる。介護施設ではこれまで加算で評価されていた利用者個々の栄養マネジメントや、歯科医療機関との連携体制を運営基準に位置づけ。経口摂取を継続するための嚥下訓練や適切な食形態の提供などを評価する「経口維持加算」は算定期間が延長される。

 ただし栄養・口腔の個別ケアの強化は一律でない食事提供が必要となる。こうした事業所の負担を軽減するのが介護食品の活用。嚥下調整済のメニューの数々は、栄養価と食形態(やわらかさ)が明示されており、安心して選ぶことができる。

HACCP導入 「食の安全」守る商品にも注目

 食品衛生法改正により、全ての食品等事業者はHACCPに沿った衛生管理が義務化される。現在は経過期間中で6月1日より完全施行。病院や介護施設は一部簡略化した基準が適用される。1回20食程度未満の提供施設は対象外となる。

 HACCPは食材の仕入から提供までの工程を管理・記録し、食の安全性を確保するもの。保管・調理時の温度といった食材の状態や、調理者や食事提供者などの手指消毒もマニュアル化することで、適切な衛生管理が可能となる。

 メディケアフーズ展では、これらを支援する厨房機器や衛生用品が多数。また、介護食といった調理済食材は栄養価と食形態に加え、感染予防に配慮しつつ、より簡便な保存・加熱方法も選ばれる基準になりそうだ。

 展示会の入場料は3000円。来場事前登録(care-show.com/) で無料。一部セミナー有料、要予約。

 昨年11月からはオンライン展示会・マッチングサービスも開催中。ホームページ(care-show.com/online-matching/)にて2月26日まで。

 問合せは運営会社のインフォーマ マーケッツジャパン(TEL03・5297・1009)まで。

(シルバー産業新聞2021年1月10日号)

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