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メディクルード、「映像エッジAI」の実証実験開始

メディクルード、「映像エッジAI」の実証実験開始

 医療・介護福祉施設や教育機関を運営するGenki Groupの一つ、メディクルード(東京都港区、神成裕介代表)は、このほどカメラ映像などをAI処理する「映像エッジAI」を活用して、実際の介護現場への導入に向けた検証環境の構築と実証実験を始めている。

 第一弾として実験する施設は、社会福祉法人元気村が運営する「かわぐち翔裕園」(特養)。実験は1月20日から開始している。同法人ではこれまでも、ICT、IOT機器を積極的に導入し、介護の質向上をめざしてきた。iPadによる記録の管理や、ロボットのPepperを導入する施設もある。この「かわぐち翔裕園」ではロボットスーツHALを使用して職員の腰痛予防にも備えている。

 検討項目としては「徘徊などの検知」「高齢者転倒検知」「侵入検知」「職員メンタルチェック」(顔認証と勤怠データベース)「夜間、昼間時見守りシステム」「誤薬検知」を挙げている。設置したカメラとAIが人に代わってモニタリングし、異常発生時にスピーカーなどで通知したり、職員のパソコンやメール、LINEに通知するというイメージだ。

 今回の実証実験は同社のほか、EDGEMATRIX(エッジマトリクス)、NTTドコモ、パナソニックi-PROセンシングソリューションズの4社の共同事業。EDGEMATRIXは、 映像エッジAIデバイスなどを提供。NTTドコモは、映像エッジAIや5Gを活用したソリューション提供、i-PROは、 国内IP監視カメラトップシェアメーカーとして60年以上培った撮像技術を活かし、AI画像解析に最適なカメラとセンシング技術を提供する。

 人手不足が深刻な介護現場では、職員の目が届かない場所や時間帯等に利用者が転倒したり、食事中に誤嚥したりするリスクがある。また、不適切なケアや、利用者の徘徊など、介護現場では課題が山積みだ。介護業界の課題解決に向け、カメラ映像とAIを組み合わせた最先端の試みは注目される。

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