ニュース

訪看ST「さきはふ」開所(東京都中央区) 地域の「かかりつけ看護師」めざす

訪看ST「さきはふ」開所(東京都中央区) 地域の「かかりつけ看護師」めざす

さきわいみち(東京都中央区、野口直子社長)は7月24日、訪問看護ステーション「さきはふ」の開所式を行った。
(画像:野口さん(右から2人目)と看護師の皆さん)

 野口さんは、2011年から24年3月末まで、看護師として3次救急病院での勤務や新型コロナウイルス病棟の立ち上げなどを経験。24年6月には、笹川保健財団が実施する、地域拠点を運営・経営する看護師を育成する事業に参加し、今回の事業所開設に至った。

 同事業所は8月1日より、看護師4人体制での運営を開始。野口氏は開設にあたり、ケアマネジャーの資格を取得、高齢者の在宅支援にも力を入れる。「訪問をする上で介護の知識は必要不可欠。地域連携を進めるためにもケアマネジメントについて理解を深めたかった」と話す。

 事業所では、取り組みの柱として、①口から食べる②できる限り利用者の力で活動する③積極的なコミュニケーション④社会交流――の4つを掲げる。看護師とケアマネジャー双方の知識を活かし、利用者の残存機能を生かした在宅生活の実現を支援していく。

 また、野口氏は整形外科での嚥下リハビリテーションの経験に加え、栄養カウンセラーの資格も有しており、在宅療養中の食事や栄養管理に関する個別アドバイスにも取り組む。
 今後は、半年で80件の訪問、1年での黒字化を目指すほか、主任ケアマネジャーの早期採用にも取り組み、3年後には居宅介護支援事業所の開設を見据える。

 野口氏は「病院で患者を地域に戻す支援に関わる中で、在宅に帰った患者がどのように地域で過ごしていくのかを考え、在宅で支援を行いたいと思っていた。地域のかかりつけ看護師として、病気や暮らしの相談にも気軽に応じられる身近な存在になれるよう取り組んでいきたい」と抱負を語った。

 問い合わせは、同社ホームページまたは、(☎03-6661-0528)まで。

 
2024年度改定速報バナー
web展示会 こちらで好評開催中! シルバー産業新聞 電子版 シルバー産業新聞 お申込みはこちら

お知らせ

もっと見る

週間ランキング

おすすめ記事

人気のジャンル