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第22回 介護支援専門員 実務研修受講試験問題【解答・解説】学校法人 藤仁館学園
保健医療福祉サービス分野(基礎) 分野別テスト
あなたの点数は 20/25
問26

呼吸について適切なものはどれか。2つ選べ。
問27

食事について適切なものはどれか。2つ選べ。
正解は…3・5
- 摂食・嚥下のプロセスは、①先行期(認知期)②準備期③口腔期④咽頭期⑤食道期――がある。このとき、食べ物を咀嚼する段階は②準備期である。
- 胃からの逆流がみられるのは、⑤食道期の障害である。④咽頭期の障害は、咽頭に食塊が残りやすくなることである。
- 食事は「つかむ」「持つ」「運ぶ」といった動作を複雑に繰り返すため、アセスメントには、医師、看護師等、さらに福祉用具専門相談員が関わることがある。
- 食事の介護のアセスメントには、①食事のセッティングと摂食動作②調理③食事摂取――がある。したがって、調理を行っているかどうかの確認も含まれる。
- ○
問28

睡眠について正しいものはどれか。3つ選べ。
正解は…3・4・5
- 床に就いても、なかなか眠れないのは入眠困難である。
- 眠りが浅く、すっきりと目覚められないことを熟眠障害という。
- ○
- ○
- 起床時に就寝中に失われた水分を補給し、洗顔をすることで、覚醒水準を高め、規則的な排便リズムをつくり出す効果も期待できる。
問29

口腔機能や口腔ケアについて正しいものはどれか。3つ選べ。
正解は…1・2・4
- ○
- ○
- すべての歯を喪失することは、咀嚼能力の低下を招き、運動能力の低下にもつながる。
- ○
- まず義歯を外し、歯が残っている場合は歯ブラシを使用してブラッシングをするなどの口腔ケアを行う。
問30

認知症について正しいものはどれか。3つ選べ。
正解は…1・3・4
- 認知症治療薬のメマンチン(メマリー)や抗精神病薬が、過量だとアパシーになる場合があり(過鎮静)、薬剤を減量すれば活動性が戻る。
- 2016年度から若年性認知症コーディネーターが都道府県に配置された。
- 10分程度で検査でき、20点以下で認知症を疑う。
- 長谷川式認知症スケールと同様、10分程度で検査でき、23点以下で認知症を疑う。
- 最新のレビー小体型認知症の診断基準2017では、①症状の変動②リアルな幻視③パーキソニズム④レム睡眠行動障害――が中核臨床像となっている。
問31

次の記述のうち適切なものはどれか。3つ選べ。
正解は…1・2・5
- ○
- ○
- 心筋梗塞は、冠動脈の動脈硬化病変の粥種(アテローム)が破綻することにより血管を閉塞して、その結果心筋が壊死し、心臓のポンプ機能が低下する病態である。
- インスリンは膵臓で作られる。
- ○
問32

次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
正解は…1・3・4
- 救急受診すべきかどうか迷うようなときには、一般救急相談センター、救急安心センター、救急医療情報センターと呼ばれる自治体が設置しているセンターに電話で相談することができる。
- 喀痰吸引は、医行為に該当し、従来は医師法により原則、医師・看護師のみ実施可能だった。2011年に社会福祉士及び介護福祉士法が一部改正され、2012年度からは「一定の研修を受けた」介護職員等が、医療や看護との連携による安全確保が図られていることなどの一定の条件のもとで、喀痰の吸引等の行為を実施できることになった。
- ○
- ○
- 一次救命処置とは、急に異常を起こして倒れたり、けがをしたり、窒息などを起こした人に対して、その場に居合わせた人が、救急隊や医師に引き継ぐまでの間に行う応急手当のことをいう。
問33

高齢者の急変時の対応について適切なものはどれか。 3つ選べ。
正解は…1・3・5
- ○
- 出血量が多い場合は、出血部位を心臓より高くすると、出血量を減らすことができる。
- ○
- 服の下をやけどしたときは、皮膚が衣服に貼りついていることがあるので、脱がさず衣服の上から流水を当てて冷やす。
- ○
問34

在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
正解は…2・3・5
- 腹膜透析のメリットとしては、食事内容の制限が血液透析に比べて緩いことがある。
- ○
- ○
- 酸素流量は、医師の指示で決めるものであり、医師の指示内容の数値を超えて酸素流量を上げてはならない。
- ○
問35

老年期うつ病について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
正解は…1・3・5
- ○
- 老年期うつ病の発症要因として、脳内神経伝達物質の異常、脳の血流障害などがあげられ、脳の器質的疾患も原因となる。
- ○
- 自殺企図の危険性は高い。
- 老年期うつ病の一部は、認知症に移行・合併することがある。
問36

バイタルサインについて、より適切なものはどれ。3つ選べ。
正解は…1・2・3
- ○
- ○
- ○
- 呼吸数は1分間の呼吸をカウントすることで計測できる。呼吸による動きは、胸郭、鎖骨、鼻翼などで観察・カウントできる。
- パルスオキシメーターは、皮膚の表面から動脈血液の酸素飽和度(SpO2)を測定するためのモニター機器で、採血の必要はない。
問37

検査について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
正解は…2・5
- 栄養状態をみる指標は、血清アルブミンである。血清グロブリンは、「総蛋白-血清アルブミン」の計算式で算出される。異常値の場合、免疫不全症などが疑われる。
- ○
- 血中尿素窒素(BUN)は、肥満の程度を示すのではなく、腎機能が悪くなると高値になる。
- 臥床する必要はない。心電図記録器装着後は普段通りの生活ができる。
- ○
問38

次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
正解は…3・4・5
- 患者は検査によって生じる利益と不利益をしっかり理解したうえで、検査を受けるか否かを決定する権利がある。そのため、検査前に患者に対する検査の必要性の説明と同意の取得(インフォームド・コンセント)は必須である。
- インフォームド・コンセントに基づく治療を行う必要がある。認知機能が低下している高齢者では、治療がどのようなものであるか、どのような努力や我慢が必要となるのかなど、より具体的に説明して理解を助ける必要がある。
- 2017年改正で位置づけられた。
- リロケーション・ダメージといわれる。
- ○
問39

感染症について適切なものはどれか。2つ選べ。
正解は…1・4
- ○
- 法的な義務はない。また、以下のような指針が厚生労働省より出ている。「診断や治癒の判断は、診察に当たった医師が身体症状や検査結果等を総合して医学的知見に基づいて行うものである。インフルエンザの陰性を証明することが一般的に困難であることや、患者の治療にあたる医療機関に過剰な負担をかける可能性があることから、職場が従業員に対して、治癒証明書や陰性証明書の提出を求めることは望ましくない」(厚生労働省「季節性インフルエンザの対策について」2018年)
- 飛沫感染するウイルス性肝炎はない。
- ○
- 予防接種法政省令の改正により、肺炎球菌ワクチンは2014年から定期接種に導入された。ただし、現在のところ、一人につき、1回のみの接種となっている。
問40

高齢者の疾患の特徴として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
正解は…1・3・5
- ○
- 個人差は大きい。
- ○
- 高齢者の予後は医療のみならず社会的要因により大きく影響される。
- ○
正解は…2・5