第19回 介護支援専門員 実務研修受講試験問題【解答・解説】学校法人 藤仁館学園

保健医療福祉サービス分野(基礎) 一問一答

分野別テスト→

問26

高齢者に多い症状・疾患について正しいものはどれか。3つ選べ。

1高齢者の難聴では、伝音性難聴が多い。

2服用する薬剤数が多くなると、副作用のリスクは増大する。

3心房細動では、心内で形成された血栓により、脳梗塞をきたすことが多い。

4高齢者のめまいは、内耳の障害のほか、血圧のコントロール不良、脳腫瘍などが原因となることがある。

5加齢黄斑変性では、進行しても視力が失われることはない。

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正解は…2・3・4
  1. 高齢者の難聴は感音性難聴が多い。
  2. 薬剤の数が多くなるほど、有害作用(副作用)の発現する頻度が高くなる。
  3. 脳梗塞の一種である脳塞栓の原因として、心臓につくられた血栓が脳に飛ぶことが多い。
  4. 内耳の障害や脳腫瘍などが原因の場合もある。
  5. 網膜下で出血が起こると、突然視力が失われてしまうこともある。

問27

次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1高齢者の不明熱では、悪性腫瘍や感染症が隠れていることがある。

2心室性期外収縮は、健康な人ではみられない。

3血圧測定は、上腕での測定が難しい場合には、下肢で測定してもよい。

4起立性低血圧は、飲酒や降圧剤の使用も原因となる。

5本態性高血圧は、腎臓や内分泌の異常により血圧が高い状態をいう。

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正解は…1・3・4
  1. 高齢者では、原因のわからない不明熱も多いのが特徴的である。腫瘍などでもみられる。
  2. 正常な(健康な)人でも、かなり多くの人に心室期外収縮の発生が見られる。
  3. 上肢の拘縮があり上腕での血圧測定が困難な場合には膝窩動脈や後脛骨動脈での血圧測定も行われる。
  4. 降圧剤や利尿剤、抗うつ薬、血管拡張薬などの薬剤や飲酒なども原因になる。
  5. 本態性高血圧は直接の原因がはっきりしないものである。

問28

検査について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1高齢者のBMI(Body Mass Index)は、脊椎の変形や圧迫骨折により、本来の値より小さくなる。

2血清アルブミンは、高齢者の長期にわたる栄養状態をみるために有用な指標である。

3AST(GOT)は、肝臓の疾病以外の原因でも上昇する。

4糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cは、検査前1~2時間の血糖レベルを反映している。

5CRP(C反応性たんぱく質)は、感染症以外に、悪性腫瘍や膠原病でも高値になることがある。

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正解は…2・3・5
  1. 脊椎の変形や圧迫骨折により、身長が低下すれば、値は大きくなる。
  2. 血清アルブミンの血中半減期は2~3週間と血清タンパク質の中では長い方なので、比較的長期間の栄養指標として利用される。
  3. ASTは肝臓以外に、心臓、筋肉などの疾患や溶血性疾患で上昇する。
  4. ヘモグロビンA1cの値は過去1~2カ月の平均的な血糖レベルを反映している。
  5. CRPは、感染症以外に悪性腫瘍、膠原病、梗塞組織崩壊などでも高値になる。

問29

呼吸状態について適切なものはどれか。3つ選べ。

1チアノーゼは、呼吸状態が悪いため血液中の酸素が欠乏し、皮膚や粘膜が紫蘭(しらん)色になることである。

2心不全により呼吸困難をきたしている場合は、起坐位又は半坐位となることで呼吸困難が軽減される。

3慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合は、口をすぼめて息を吸う呼吸を積極的に勧める。

4呼吸のたびに顎であえぐような下顎呼吸が始まると、1~2時間後に死亡することが多い。

5チェーンストークス呼吸は、睡眠時無呼吸症候群に特徴的な呼吸である。

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正解は…1・2・4
  1. チアノーゼは呼吸状態が悪く血液中の酸素が欠乏すると皮膚や粘膜が紫藍色になることを指す。
  2. 心不全の呼吸困難は臥位で増強し、起坐位または半坐位となると軽減する。
  3. 慢性閉そく性肺疾患(COPD)の場合、口すぼめ呼吸によって、呼吸が楽になる。ただし、その場合は息を吸うときでなく、息を吐くときに口をすぼめて吐くと楽になる。
  4. 下顎呼吸は呼吸のたびに顎で喘ぐような呼吸である。下顎呼吸が始まると1~2時間で亡くなることが多いといわれている。
  5. チェーンストークス呼吸は脳血管障害、心不全など重症の疾患時にみられ、睡眠時無呼吸の呼吸とは異なる。

問30

次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1慢性心不全に用いられるジギタリス製剤や認知症治療薬は、食欲不振の原因になることがある。

2高齢者は、口渇の訴えが多いので、水分の過剰摂取に注意する。

3嚥下障害の有無を把握するには、食事の所要時間、むせや誤嚥の有無、姿勢等を観察する。

4経口維持加算は、多職種による食事の観察や会議を行い、経口維持計画を作成し、管理栄養士等により栄養管理を行った場合に算定する。

5高齢者では、ADLの低下よりも、小腸における消化や吸収機能の低下が著しい。

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正解は…1・3・4
  1. ジギタリスや認知症治療薬はどちらも副作用として、食欲不振がある。
  2. 高齢者は若年者に比べて口渇も感じにくいため脱水になるリスクが高い。
  3. 嚥下障害の有無を把握するために、実際の食事の場面の観察では、所要時間、むせ・誤嚥の有無、姿勢等を観察する。
  4. 経口維持加算は、誤嚥が認められる入所者に対して、医師または歯科医師の指示に基づき、他職種の者が共同して、入所者の栄養管理をするための食事の観察及び会議等を行い、経口維持計画を作成し、管理栄養士等が栄養管理を行った場合に加算できる。
  5. 加齢に伴う身体機能の低下が大きい高齢者においても、小腸の消化吸収機能は比較的良好に保たれる。

問31

皮膚疾患について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1脂漏性湿疹では、患部を清潔に保つほか、抗真菌薬、保湿剤、ビタミン薬などが使用される。

2帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス感染の再活性化によって起こる。

3皮脂欠乏症は患部を清潔に保つことが悪化予防になることから、ナイロンタオルなどを使ってよく洗う。

4白癬は家族内で感染することはまれであるため、爪切りはスリッパなどは共有しても差し支えない。

5薬疹は、長期間服用している薬剤により生じることはない。

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正解は…1・2
  1. 患部を清潔に保ち、生活リズムを整えることが、悪化予防のために必要である。また、抗真菌薬外用、保湿剤外用、ビタミン薬、内服薬などが有効である。
  2. 幼児、小児期に水痘(水疱瘡)にかかったときから潜伏しているウイルスに対する免疫能が低下してきて、2回目に出現すると帯状疱疹として発症することになる。
  3. 皮脂欠乏症では、皮脂を取り除きすぎないことが重要である。
  4. 爪切りや、スリッパ・足拭きマット等を共用しないようにする。
  5. どんな薬剤でも薬疹の可能性があり、長期間服用していた薬剤によっても薬疹は生じる。

問32

在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1悪性腫瘍の疼痛管理のために麻薬を使う場合は、便秘になることが多いので、排便コントロールに留意する。

2腹膜透析は、在宅で行うことができるため、血液透析に比べて通院回数は少ない。

3インスリンを自己注射している場合に、冷や汗、動悸、震えがみられたら、高血糖を疑う。

4在宅酸素療法や人工呼吸療法を実施している場合は、パルスオキシメーター購入費用の補助を受けられることがある。

5胃ろうに栄養剤を注入する際には、水平仰臥位で実施する。

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正解は…1・2・4
  1. 悪性腫瘍の疼痛管理のために用いられるモルヒネをはじめとするオピオイド(麻薬)による消化器系の主要な副作用は、嘔気・嘔吐と便秘である。
  2. 腹膜透析は、基本的に家で利用者や介護者が透析に関する処置を行うため、通院は月1~2回程度で済む。
  3. 低血糖の典型的な症状である。
  4. パルスオキシメーターについては、在宅酸素療法や人工呼吸療法を行っている場合は、市町村によって購入の補助を受けられる。
  5. 胃ろうに栄養剤を注入する際は、利用者の上半身を30度以上起こす。

問33

次の記述について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1ジェネリック医薬品は、医薬品副作用被害救済制度の対象とならない。

2医療保険における訪問診療は、医師が計画的な医学管理の下に定期的に訪問して診療を行うことである。

3中心静脈栄養法を行っている者は、入浴はできない。

4呼吸の苦しさを訴えた場合は、速やかに症状を緩和するため、医師の指示にかかわらず酸素流量を増やす。

5膀胱留置カテーテルを使用し、尿漏れがある場合は、カテーテルの閉塞を疑う。

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正解は…2・5
  1. ジェネリック医薬品にも適用される。
  2. 訪問診療は、医師が計画的に訪問して診療を行うことである。患者の病状がよいか悪いかによらず、定期的に訪問する。
  3. 特別な配慮が必要になるが、入浴可能。
  4. 患者が呼吸の苦しさを訴えた場合、医師の指示を超えて酸素流量を上げることは、呼吸中枢を抑制して意識障害を引き起こす(CO2ナルコーシス)危険があるので注意が必要である。
  5. カテーテルの閉塞や折れによって、尿漏れが起こることがある。

問34

感染症について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1感染症罹患者に対する特別な対応を、標準予防策(スタンダード・プリコーション)と呼ぶ。

2介護施設で集団感染を起こしやすい感染症には、C型肝炎や麻しんがある。

3ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると、胃潰瘍は治りにくかったり再発したりする。

4ノルウェー疥癬は、感染力が非常に強いので、一定期間の個室での管理が必要である。

5ウイルス感染により引き起こされる肝がんは、終末期であっても介護保険の特定疾病には該当しない。

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正解は…3・4
  1. 標準予防策(スタンダード・プリコーション)は、すべての人に実施する感染対策である。
  2. C型肝炎は感染はするが、集団感染に発展する可能性の少ない感染症である。麻しんは空気感染で感染力が強く、集団感染の可能性もあるが、今年の夏の終わりから秋口にかけて、関西国際空港で集団感染が判明するまで、国内では排除状態で、発生は成人の輸入感染が中心であり、介護施設で集団感染を起こしやすいとまでは言えない。
  3. 胃潰瘍はピロリ菌に感染している場合や、胃がんによる潰瘍の場合は、治りにくかったり、再発したりするため、注意が必要である。
  4. 集団感染を防ぐため、ノルウェー疥癬は感染力が非常に強いので一定期間での個室管理が必要である。
  5. ウイルス感染かどうか、肝臓かどうかにかかわらず、末期がんは特定疾病の対象である。

問35

次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。

1急変時に予想される事態への対応、緊急受診先等をあらかじめ主治医や家族と共有しておくことが望ましい。

2血圧低下による重要臓器の末梢循環が著しく障害された状態をショックという。

3高齢者の場合、急変時にみられる痛みや呼吸困難などの訴えがないことも多い。

4嘔吐した場合には、仰臥位にして口腔内に吐物が残っていないかを確認する。

5高齢者は、感染症に罹患すれば、必ず発熱する。

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正解は…1・2・3
  1. 高齢になると病状の変化や不慮の事故が多くなり、その場合、初期対応によって予後が大きく変わることがある。そのため、急変時にどのように対応すればよいかについて、かかりつけ医や家族との話し合いが重要になってくる。
  2. ショックとは末梢組織への有効な血流量が減少することにより臓器・組織の生理機能が障害される状態と定義される一連の症候群である。
  3. 高齢者全般の疾患の特徴として、加齢に伴い、症状の個人差が大きくなる、症状が非定型的である等がある。
  4. 嘔吐したら、喉が詰まらないように側臥位にし、口腔内の吐物を取り除く。
  5. 3と同様で、高齢者は症状が非定型的になる。

問36

次の記述について、適切なものはどれか。3つ選べ。

1入浴の際に、皮膚の発赤や新しいアザを見つけても、褥瘡のできる部位でなければ、そのままにしてもかまわない。

2膀胱留置カテーテルの使用時は、蓄尿バッグを膀胱と同じ高さに固定する。

3適切な住宅改修や移動補助具の導入は、介護負担の軽減につながる。

4摂食・嚥下障害による誤嚥は、嚥下前、嚥下中、嚥下後のいずれのときでも生じることがある。

5睡眠障害は、痛みやかゆみ、咳、呼吸困難、頻尿などが原因となることがある。

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正解は…3・4・5
  1. 褥瘡には好発部位があるが、それ以外の個所にできないというわけではないので、皮膚の発赤等には適切に対応する必要がある。
  2. 蓄尿バッグは膀胱より低い位置を保つ。
  3. 適切な住宅改修を施したり、移動補助具を導入したり、移動・移乗のための環境を改善することで、支援者や家族の負担も軽減される。
  4. 摂食・嚥下障害による誤嚥は、摂食・嚥下の第3期から第5期のいずれか、あるいはすべてに障害がある状態を指す。つまり、誤嚥は、嚥下前、嚥下中、嚥下後のすべてで生じる。
  5. 睡眠障害の身体的要因として、痛みやかゆみ、咳、呼吸困難、頻尿、ほてりなどがある。

問37

薬剤について、より適切なものはどれか。2つ選べ。

1肝機能が低下している場合は、薬剤の代謝速度が速くなる。

2口腔内で溶けるOD(Oral Disintegrant)錠は、口腔粘膜からそのまま吸収される薬剤である。

3薬剤は、主に便として排泄される。

4麻薬は、口渇の原因となり得る薬剤である。

5上半身を起こし、多めの水で薬を服用することが、食道潰瘍の予防につながる。

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正解は…4・5
  1. 肝臓の重量や血液量が低下すると、肝機能が低下し、薬の代謝速度が遅くなり、薬が蓄積され、作用の増大や持続を引き起こす。
  2. OD(Oral Disintegrant)錠は口腔粘膜からそのまま吸収されるわけではないので、崩壊後は水を飲む必要がある。
  3. 薬は一部は便から排泄されることもあるが、主に腎臓(尿)から排泄される。
  4. 口渇の原因となる薬剤として麻薬(モルヒネ・コデイン)がある。
  5. できるだけ上半身を起こし、多めの水で服用することが食道潰瘍の予防になる。

問38

訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1ターミナルケア加算は、死亡日にターミナルケアを実施した場合に加算できる。

2介護保険の要介護者であっても医療保険の訪問看護の対象となるのは、厚生労働大臣が定める疾病、急性増悪時及び精神障害である。

3主治医から交付される訪問看護指示書の有効期間は、3カ月以内である。

4緊急時訪問看護加算では、利用者・家族は、24時間連絡を取ることができる。

5訪問看護師でも、薬剤管理を行うことができる。

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正解は…2・4・5
  1. ターミナルケア加算は、死亡日および死亡日前14日以内に2日以上ターミナルケアを実施した場合に算定できる。
  2. 急性増悪時、精神障害、末期の悪性腫瘍(末期がん)、神経難病などの要介護者への訪問看護は医療保険から給付され介護保険給付の対象外となる。
  3. 訪問看護指示書の有効期間は6カ月以内である。
  4. 利用者または家族からの電話などで看護に関する意見を求められた場合に24時間連絡できる体制であり、計画にない緊急時の訪問を必要に応じて行う場合、緊急時訪問看護加算を算定できる。
  5. 訪問看護の内容で診療の補助があり、そのなかでも多いものとして、バイタルサインの測定、状態観察、薬剤管理などとなっている。

問39

短期入所療養介護について正しいものはどれか。3つ選べ。

1喀痰吸引を必要とする要介護高齢者は、介護老人保健施設での短期入所療養介護を利用できない。

2短期入所療養介護には、ターミナルケアも含まれる。

3緊急短期入所受入加算は、居宅サービス計画にない短期入所療養介護を緊急に行った場合に、7日を限度として算定できる。

4投薬以外の診療を行ってはならない。

5介護老人保健施設において多職種で協働して個別リハビリテーション計画を作成し、実施した場合には、個別リハビリテーション実施加算を算定できる。

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正解は…2・3・5
  1. 介護老人保健施設でも喀痰吸引に対応できる体制を整えている施設もあり、喀痰吸引を必要とする要介護高齢者は介護老人保健施設での短期入所療養介護を利用できないということはない。
  2. 短期入所療養介護の内容の1つにターミナルケアがある。
  3. 居宅サービス計画において計画的に行うこととなっていない短期入所療養介護を緊急に行った場合は、緊急短期入所受入加算として、利用を開始した日から起算して7日を限度として算定できる。
  4. 「検査、投薬、注射、処置等は、利用者の病状に照らして妥当適切に行う。」とされており、投薬以外の診療も行うことができる。
  5. 他職種が共同して利用者ごとに個別リハビリテーション計画を作成し、当該個別リハビリテーション計画に基づき、医師または医師の指示を受けた理学療法士、作業療法士または言語聴覚士が個別リハビリテーションを行った場合に個別リハビリテーション実施加算を算定できる。

問40

介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。

1若年性認知症の入所者を受け入れた場合には、介護報酬の加算を算定できる。

2既存の介護療養型医療施設は、介護療養型老人保健施設に転換することができる。

3施設長は、医師でなければならない。

4退所時等指導加算は、退所後に自宅を訪問して生活指導を行っても算定できない。

5口腔衛生管理体制加算は、歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が1カ月に4回以上口腔ケアを行った場合に限り算定できる。

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正解は…1・2
  1. 若年性認知症の入所者を受け入れてケアを行った場合に若年性認知症利用者受入加算を算定できる。
  2. 既設の病院の療養型病床などを介護老人保健施設に転換したのが介護療養型老人保健施設である。
  3. 介護保険法第95条第2項にて「前項の規定にかかわらず、介護老人保健施設の開設者は、都道府県知事の承認を受け、医師以外の者に当該介護老人保健施設を管理させることができる。」とあり、医師でない管理者(施設長)を法的にも認めている。したがって、必ず医師でなければならない訳ではない。
  4. 退所時等指導加算はいくつかあり、そのなかで退所後訪問指導加算は、退所後30日以内に自宅を訪問して入所者および家族に退所後の生活指導を行った場合に算定できる。
  5. 歯科医師の指示を受けた歯科衛生士が1ヶ月に4回以上口腔ケアを行った場合に算定できるのは、口腔衛生管理加算である。
分野別テスト→