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ビジネス安心・安全に排泄の自立めざすポータブルトイレ2014年9月 8日08時00分

福祉用具専門相談員の知識・技量が重要

0809p.jpg 排泄をできる限り自立して行うことを支援することは、基本的な自立支援のケアと言える。そうした中、トイレで用を足すことをめざしながらも、補完的にポータブルトイレを使用する活用が広がってきた。

 夜間のトイレ移動は、日中では問題のなかった人でも足元の段差につまずいたり、荷物に足を引っ掛けて転倒・転落したり、起きつけの意識状態での移動など諸々の危険因子があることから、夜間に限定して、ベッドサイドのポータブルトイレに移乗し、用を足す考えだ。

 そのため、未使用時に邪魔になりにくいようにコンパクトな製品や、室内のインテリアに干渉しにくい家具調の製品が支持されるようになっている。

 ポータブルトイレの特定福祉用具販売市場は、アロン化成(安寿)とパナソニックエイジフリーライフテックを軸に、多くのメーカーが参入する激戦市場。

 汚れがこびりつきにくい樹脂製の「FX―CP」シリーズ(アロン化成)が高い支持を得る一方、居室に置いても違和感の少ない家具調トイレを舞台に、さまざまな機種がしのぎを削る。

 また、ここ数年の傾向として、臭いや後処理の大変さへの課題解決をめざした意欲的な製品もある。超強力脱臭機能付きの製品や、バケツ洗浄不要のバイオトイレ(排泄物分解型)、排泄物をラッピングしてそのまま廃棄できるものまで製品化されており、特定福祉用具対象の製品となっている。

 注目を集めるロボット介護機器の重点分野には「排泄支援機器」が位置付けられている。ポータブルトイレでありながら、圧送技術や粉砕技術により水洗処理できる機器がすでに開発されている。介護保険対象に向けて国の検討も進められることから、制度動向に注目が集まる。

 ポータブルトイレ選定において、福祉用具専門相談員に求められるものは、ケアプランに位置付けられた目標に沿って、多機能・多品種の中から最適なものを提案すること。その技量が試されやすいのがポータブルトイレと言えるだろう。

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