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社会・時事・他高齢者の誤飲事故急増 薬のPTP包装シートなど誤飲2015年12月28日08時05分

 消費者庁は先ごろ、高齢者の誤飲や誤食事故に対する注意を呼びかけた。.

 現在、消費者庁には同庁発足(2009年9月)以来今年7月までの間に、「高齢者の誤飲・誤食」事故の情報が165件寄せられており、特に薬のPTP包装シート、部分入れ歯、漂白剤、乾燥剤の誤飲・誤食した事故が多く見られるという。

 事故件数を年代別に見ると、最も多いのが80~84歳の40件。次いで75~79歳の39件、65歳~69歳の26件、85~89歳の23件、70~74歳の21件、90歳以上の16件と続いた。

 誤飲・誤食で最も多かったのが「内服薬等の包装」で、165件のうち69件と41.8%を占めている。特に多いのがPTP包装シートの誤飲で53件だった。そのうちの5件は入院を要したという。PTPシートを飲み込むとのどや食道、腸などの人体内部を傷つけたり、穴を開けたりして重大な障害を招く恐れがあり、また痛みなどの症状が表れるまで誤飲に気づきにくく、PTPシートの素材はX線を透過してしまうため発見が遅れ重症化する恐れもあるという。

 次に多かったのが洗剤・洗浄剤など26件で、このうち11件が漂白剤の誤飲だった。漂白剤の誤飲では、大部分が食器やペットボトルに移し替えて使っていたものを、飲み物と間違って飲んでしまったもの。塩素系漂白剤を誤飲すると、腐食作用により口の中やのど、食道、胃粘膜がただれ、吐き気や嘔吐を起こしたり、物を飲み込めなくなったりする恐れがある。

 次いで部分入れ歯が17件、乾燥剤が11件、化粧品類が7件と続いた。乾燥剤11件中8件は食品の乾燥剤として用いられている生石灰(酸化カルシウム)の誤飲で、生石灰は水分に触れると熱が発生するため、口の中やのど、食道などがただれて、物を飲み込めなくなったり、やけどや出血を起こしたりする恐れがある。

 高齢者は視覚・味覚等の身体機能や判断力の低下、認知症などによって誤飲・誤食のリスクが高まると考えられ、事故を防ぐために高齢者のいる家庭などでは、日頃から次の点に特に注意が必要だ。

(1)薬のPTP包装シートは1錠ずつに切り離さない。

(2)食品や薬とそれ以外のものは分けて保管する。

(3)食品以外のものを食品用の容器に移し替えない。

(4)認知症の人の手の届く所に不要なものや危険なものを置かない

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