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社会・時事・他東社協 「介護福祉士受験したい」 非正規職員で半数2014年7月16日08時05分

 東京都内で働く非正規介護職のうち、介護福祉士の国家試験を受験したい人は半分程度にとどまることが、東京都社会福祉協議会の調査で分かった。一方、施設や事業所の管理者の9割超は、非正規の職員に介護福祉士の資格の取得に期待していることも明らかとなった。

 東社協では、特別養護老人ホーム100カ所と通所介護事業所100カ所、訪問介護事業所300カ所を無作為に抽出。昨年10月から11月にかけて、各施設や事業所の管理者と非正規介護職員を対象にアンケート調査を実施し、管理者221人(回答率44.2%)と介護職員684人から回答を得た。

 非正規介護職員に、介護福祉士国家試験の受験意向を聞いた質問では、「とても受験したい」27.3%、「まあまあ受験したい」が25.4%で、合わせて52.7%が「受験したい」と考えている一方、受験に消極的な人(「全く受験したくない」22.2%、「あまり受験したくない」24.1%)も合わせて46.2%に達し、介護福祉士の資格取得に前向きな人は、非正規職員のほぼ半分にとどまった。

 一方、施設や事業所の管理者に対し、非正規職員が介護福祉士資格を取得することを期待するかどうかを尋ねた質問では、「とても期待している」が36.2%、「期待している」が58.4%で、合わせて94.6%に達した。管理者の多くが、非正規介護職の資格未取得者には、国家資格を取得してもらいたいという期待をしていることが分かった。

 受験したいと考えている人に、その理由を複数回答で尋ねたところ、「専門性を高めるため」が67.6%と最も多く、「資格を取得すると支援に自信がつくから」は57.3%、「利用者への支援が向上するから」が53.2%などだったのに対し、「給与がもっとほしいから」は27.7%にとどまり、給与が上がり、待遇が改善されることも望んでいるが、利用者へのサービスの質を高めたいという希望をより多くの人が持っているという結果だった。

 逆に受験に消極的な人の理由を尋ねたところ、「いまのままでいいから」と答えた人が59.9%で最も多く、次いで「いまさら勉強しても受からないと思うから」(28.4%)、「勉強する時間がないから」(24.9%)などだったが、「いまのままでいいから」が突出していた。また、「いまのままでいいから」と答えた人を年齢別にみると、40代が11.8%だったのに対し、50代は33.7%、60代は49.7%と、50~60代の多くが現状維持を望む結果となっている。

 また、受験に消極的な人に、受験するにはどのような条件が必要かを複数回答で尋ねた質問では、「職場からのサポートが受けられる」(29.7%)や「資格取得後、給与が上がることが保障されている」(24.9%)などとなっていた。一方で、「条件が揃っても受験しない」が21.5%あり、60代では68.7%に達するように、年齢が高くなるにつれ、介護福祉士国家試験の受験意向について消極的になる傾向がみられた。

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