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社会・時事・他8割以上が不安の中で介護続ける 広島県が若年性認知症の本人・家族調査2011年5月11日10時18分

 広島県健康福祉局高齢者支援課では、昨年11月から今年2月まで県内の若年性認知症の本人・家族に対して面接調査を行った。その結果の概要(暫定版)が明らかになった。 

 調査協力の同意を得たのは、若年性認知症本人または家族60件で、本人の性別は38人(63・3%)が男性、現在の年齢は60代が71・7%で平均61・4歳。

「おや、何かおかしい」と最初に変化に気づいた年齢は50代が51・7%で平均56・3歳。最初に気づいた人は、配偶者が最も多く36人、次いで子ども18人、本人自身15人、職場の人13人だった(複数回答)。気づいた症状は、物忘れ42件、行動の変化38件、ことばの変化19件、性格の変化16件など(複数回答)。その時の相談先は、医療機関35人、家族19人、市町4人(複数回答)などで、60人中45人が相談していた。認知症と診断された年齢は、60代45・0%、50代43・3%で、平均57・8歳だった。

 発症前と現在の本人の就労状況をみると、発症前に75%が就労していたが、現在の就労者は8・3%で、40人が未就労に転じた。

 世帯の年間収入の変化をみると、58・3%が減収と答えている。

 介護保険の要介護認定の状況は、申請済が37人(61・7%)、申請中が2人(3・3%)、未申請が21人(35・0%)で、申請者の要介護度は要介護3が11人で最も多く、要介護5が8人、要介護4・要介護2が6人、要介護1が4人だった。介護サービスの利用状況は、通所介護18人、訪問介護・通所リハ各4人、福祉用具貸与3人、訪問リハ2人、訪問看護・特定福祉用具販売・特定施設入居者生活介護各1人だった。

 最後に、家族に介護をしている中でどのような不安を感じているかを尋ねた。不安を感じているのは49人(84・5%)にのぼり、不安を感じていないは9人(15・5%)に過ぎなかった。不安の内訳は、介護の先が見えないが43人で最も多く、症状進行・将来の不安が35人、ストレスや不安が26人、自分の健康や体力が23人、貯蓄を崩すが22人、外出時の排泄介助が15人、家計が苦しい12人などと続く(複数回答)が、1人平均4・1個の不安を持ちながら介護を続ける苦しみが垣間見える結果となった。

(2011年5月10日号)

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