ケアマネジャーはじめ介護・医療に携わる皆さまへ様々な最新
情報を深く分かりやすくお伝えする「シルバー産業新聞」です。

Care-new.jp

大中小 テキストサイズ変更RSS

シルバー産業新聞

社会・時事・他連載「高齢者における栄養ケアの重要性」⑥(最終回)2013年4月 5日07時50分

0309sasada.jpg咀嚼・嚥下困難者用食のレシピ

 これまで、高齢者における栄養ケアの重要性について解説してきましたが、今回が最終回になります。

 生活の質(QOL)をいかに維持するか、安心して自立した生活を続けるには適切な栄養管理が不可欠です。何をどれだけ食べたらよいのか「食事バランスガイド」で解説(本紙12月10日号)。しかし、加齢や疾病による機能の低下などで食欲が低下したり、肉、野菜、果物など固いものや繊維の多い食べ物を避けるようになったりして、適切な栄養摂取が困難になることが多くあります。

 私は、特別養護老人ホームの栄養士さんと一緒に、噛む力や飲み込む力が低下している利用者さんに舌でつぶせて、口の中で食塊を作りやすく、飲み込みやすい嚥下困難者の食事(嚥下ソフト食)を開発し施設に導入しました。

 利用者さんたちは、①良く噛むようになった②利用者が自ら進んで食べるようになった③むせなくなった④自力摂取ができるようになった⑤口にためないので食事に時間がかからないようになった⑥水分補給がしっかりできるようになった――など、導入の効果が認められました。

 この結果、平均年齢85・7±6・9歳、介護度4・3±0・8の利用者さんたちですが、栄養状態を評価する血清アルブミン値は3・8±0・3g/dlと良好な状態を保っています。

 このように、咀嚼力、嚥下力に適した食事形態を確保することで、十分な栄養補給が可能となります。最後に、嚥下ソフト食のレシピの一部を紹介します。是非ご活用ください。

盛岡大学栄養科学部教授

笹田 陽子

「社会・時事・他」カテゴリーの最新記事

シルバー産業新聞購読のご案内

発展する「シニアマーケット」の動向など、確かな業界情報はシルバー産業新聞から。

1年間(12回)
7,700円(送料・税込)
2年間(24回)
14,214円(送料・税込)
3年間(36回)
19,545円(送料・税込)

購読、書籍のお申込みはコチラ

  • 福祉住環境コーディネーター検定試験
  • SSL グローバルサインのサイトシール