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社会・時事・他オフィス・ハスカップ 介護トラブル解決法セミナー開催2012年11月 9日21時57分

 市民福祉情報オフィス・ハスカップが運営する「ハスカップ・セミナー2012」の第4回が9月25日に行われ、「介護弁護士流 介護トラブルの解決法」と題して、介護・福祉系法律事務所「おかげさま」の外岡潤氏が介護施設でのトラブルや訴訟問題の実態と対策について講演した。

 外岡氏は介護訴訟の問題点として▽数年分の介護日誌や医療記録など証拠が膨大▽見守り義務違反の有無など過失認定に幅がある▽医療集中部のような専門部署が裁判所にない――などを指摘。「訴訟になると謝罪などの事後対応が完全に抜け落ち、施設と利用者との関係性の根本修復にはならない」と説明する。

 またトラブルの原因として多い介護事故については▽歩行または車いす使用時の転倒、転落▽誤嚥・誤飲▽圧迫によるあざや褥瘡――など具体例を挙げ、「事故を100%回避するのは不可能。重要なのはその時に誠意ある対応ができるかどうか」と強調。「応急処置やその後のリハビリのフォロー、家族への連絡や事故発生に対する謝罪を速やかに行うことで回避できる訴訟も多い」と述べる。

 さらに予防策として同氏は①利用者や家族へ契約内容を事前にきちんと説明し、想定外のことについても話し合っておく②職員間での事故発生シミュレーションや謝罪訓練の徹底――をアドバイス。「日頃から対策をイメージし実践することで『想定外』を無くしていくことが大切」と語った。

 同氏は東京大学卒業後09年に同事務所を設立。今年4月には介護トラブル調整センター「てるかいご」を立ち上げ、第三者として対話での解決を担うメディエーター(調整人)の養成などを行っている。

  • 介護・福祉分野を専門に活動する外岡潤弁護士.JPG













  • 介護・福祉分野を専門に活動する外岡潤弁護士

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