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社会・時事・他国民健康・栄養調査 所得により生活習慣の状況に差2016年3月 9日07時00分

食生活・運動・喫煙・肥満・歯など

厚生労働省は12月9日、「2014年度国民健康・栄養調査」の結果を発表した。世帯所得が600万円未満の中・低所得者層は、600万円以上の高所得者層に比べて、穀類摂取量が多く、野菜類及び肉類摂取量が少ない傾向にあることが分かった。

 今回は重点項目として、所得と生活習慣等に関する状況について調査した。世帯の所得別に、低所得者層(年間所得200万円未満)、中所得者層(200万円~600万円未満)、高所得者層(600万円以上)に分けて分析した。高所得者層では、低・中所得者層と比較して、穀類摂取量は少なく、野菜類及び肉類摂取量が多く、きのこ類及び乳類摂取量も多いことが明らかになった。エネルギー摂取量についても、高所得者層では高めで、特にたんぱく質や脂肪のエネルギー比率が高かった。

 食生活以外では、運動習慣のない者の割合は各所得者層で有意な差は見られなかったが、1日の歩数の平均値は、高所得者層では、低所得者層より有意に多かった。習慣的に喫煙している者の割合は、低・中所得者層は高所得者層より有意に高かった。睡眠による休養が充分とれていない者の割合は、各層間に有意な差は見られなかった。健診の未受診者の割合は、高所得者層と比較して、男性では低・中所得者層で、女性では低所得者層で有意に高かった。肥満者の割合は、高所得者層に比較して低所得者層で有意に高かった。歯の本数が20歯未満の者の割合は、高所得者層に比較して低・中所得者層で有意に高かった。

 肥満者とやせの者については、60歳代では男女とも、肥満者(BMI≧25)がわずかに増加しているが、70歳以上では減少が続いている。やせの者(BMI≦18.5)が60歳以上世代では、男性は微増、女性は微減だったが、65歳以上の低栄養傾向(BMI≦20)の者の割合は17.8% で、前年(16.8%)より上昇した。年齢階級別にみると、85歳以上では23.6%と最も髙くなっている。

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 運動習慣(1回30分以上の運動を週2回以上、1年以上継続)の有無でも、60歳代では男女とも前年を下回ったが、それでも他の年代に比べて、60歳以上が突出して高く、男性は60歳代36.1%、70歳以上42.4%、女性でも60歳代32.9%、70歳以上36.3%、成人の平均の男性31.2%、女性25.1%を大きく上回った。逆に運動不足が目立ったのは男性が20~30歳代(18.9%・13.1%)、女性が20~40歳代(10.1%・10.4%・13.0%)だった。

 歩数は、全体的に減少傾向にあり、60歳以上男性の平均は5779歩、女性は4736歩だった。60歳代男性のみ増加したが、ほかは60歳代女性・70歳以上男女は減少している。

 喫煙率は男性が32.2%、女性が8.5%となり、総数では19.6%だった。男性は前年と横ばいで過去最も低い水準だが、女性は最も低かった前年より0.3ポイント増加した。総数でも0.3ポイント増。60歳代男性は33.5%、女性は6.3%、70歳以上男性は15.1%、女性は2.5%だった。また、喫煙者のうち「たばこをやめたいと思う」者は29.2%(男性26.5%、女性38.2%)であることが分かった。

 国民健康・栄養調査は毎年実施しているが、一昨年は、全国地域から5,432世帯を抽出し、3,648世帯から有効回答を得た。調査期間は一昨年11月。

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