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社会・時事・他西東京市・悠遊 徘徊模擬訓練開催 2015年11月 2日08時00分

チェリー・BPMのGPS活用

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 社会福祉法人悠遊(西東京市、鈴木礼子理事長)は9月27日、西東京市と共同で「認知症になっても安心して暮し続けられるまち」をテーマに「徘徊模擬訓練」を開催。地域住民の他、武蔵野大学学生や民生委員など100人以上が参加した。

 同訓練は認知症高齢者が行方不明になったという設定で、「徘徊者役」と「捜索者役」に分かれて捜索・声かけ・保護までを一連して実践形式で行う。

 事前に捜索エリアには開催内容を伝え、当日は交番や消防署への聞き込みも実施。捜索をしていると住民に「どのような人が行方不明になったの」と声をかけられることも多く、訓練を通して地域での認知症の周知も広がってきていると鈴木理事長は語る。

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 また、今回は初めてチェリー・BPM(東京都港区、山田玉栄社長)のGPS見守りシステム「イマココサービス」を訓練に導入した。

 徘徊者は小型GPS端末「GPキューブ」を身に付け、捜索者はスマートフォン位置検索アプリ「イマココアプリ」を使用、リアルタイムで情報を確認できる。アプリを利用していない人にもメールで位置を通知できるので、地域での見守りに活用できる。徘徊者が移動を始めるとスマートフォンに移動開始・遠出中・長時間外出中など通知が送られ、状況の変化を素早く確認できる。また、専用の「GPシューズ」のかかと部分にはGPキューブをセットすることができ、GPSの持ち忘れを防ぐ。

 参加者からは「情報が全くない状態で捜索をするのは時間も体力も消費して不安な気持ちでいっぱいになる。GPSで大まかな位置がわかるとともに、安否確認にもつながり、安心感がある」との意見が挙げられた。

 山田社長は「介護職として働いていた時、認知症高齢者の徘徊を解決したいという思いから開発した。家族の誰かが認知症になっても、みんなが笑顔で幸せに暮せるように、町の中に自然とGPシューズが溶け込んで欲しい」と話した。

 同訓練の前には、事前に認知症の人への接し方や症状等について学ぶ「認知症サポーター講座」が行われた。同講座は受講料無料で約60分~90分の講義。受講者は認知症を正しく理解して、支える応援者として「認知症サポーター」と認定される。

 認知症高齢者の徘徊に対する取り組みは95年に警察庁通知「『徘徊老人SOSネットワークシステム』の構築について」が発出されたことで各地で行われている。中でも福岡県大牟田市では大牟田警察署の呼びかけで警察・電車・バスなど高齢者と接点のある団体で構成する「大牟田地区高齢者等SOSネットワーク」が組織され、模擬訓練では約2,000人が参加している。

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