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社会・時事・他消費者庁 電動車いす事故増加に注意喚起 2013年1月30日10時52分

 消費者庁は昨年11月27日、今年度になって急増している電動車いすの重大事故を受けて、電動車いすを運転する際などの自己予防のポイントを詳しく解説するなど注意喚起文書を公表した。

 同庁に報告された電動車いす使用中の事故は、昨年から12件、うち7件で使用者が死亡し、重大事故の報告制度が施行された2007年5月以降で最も多いペースとなっている。09年度に重大事故17件、うち死亡者9人と増加したが、その後は同庁の再度の注意喚起もあって、減少を続けていた。

 昨年度は、川や海などに転落したり踏切で立ち往生するなど死亡事故が多く発生していることから、改めて電動車いすを運転する際などの事故予防のポイントをまとめた。

 事故予防のポイントは、「大きな事故を防ぐため」として、踏切、道路、坂道・段差など具体的な状況ごとに分りやすくまとめてあり、例えば、踏切では、線路に対して直角に、踏切の端に寄り過ぎない、立ち往生したらあわてず周りの人に非常ボタンを押してもらうなど使用者が確認実行しやすい表現で解説している。

電動車いす事故予防のポイント

1.大きな事故を防ぐために

 【踏切で】 

・線路の溝にはまらないよう、線路に対して直角に横断する。
・脱輪しないよう、踏切の端に寄り過ぎないで通行する。
・踏切内で立ち往生した場合には、あわてず、周りの人に協力してもらって、踏切の非常ボタンを押してもらい、速やかに踏切内から脱出する。

☆使用している電動車いすのクラッチの解除方法を覚えておく。
 立ち往生した場合に、周りの人に手押ししてもらって脱出するには、クラッチの解除が必要。クラッチの解除方法を確かめておく。

 【道路で】 

・転落や転倒を防ぐため、道路の端に寄り過ぎない。
・水田、川や池の土手、海などの転落の危険のある場所には近寄らない。
・砂利道などの舗装されていない道、濡れた落ち葉などで滑りやすい場所では乗らない。
・ほかの歩行者にも十分注意して通行する。

 【坂道や段差などで】 

・転倒を防ぐため、急な坂道の通行は避ける。
・転倒防止バーは、必ずおろし、正しくセットして使用する。
 収納したまま登り坂や段差などを通行すると、後方へ転倒する危険がある。
・大きな段差を乗り越えたり大きな溝を渡ることは、転倒したりタイヤが挟 まって走行不能となることにつながるので、避ける。

2.日頃の注意

 【運転前には点検】 

・バッテリー:残量がなくなって、踏切の中や坂の途中などの思いもよらない場所で止まってしまう危険がある。残量は十分か、確認する。
・操作レバー、モーター、タイヤなど:正常に作動しているか、異常な音がしていないか、亀裂や磨耗はないか、確認する。

 【異常がある場合には】 

・点検や運転の際に異常を感じる場合には、そのまま使用せず、必ず販売店やメーカーの点検・整備を受ける。
・定期点検等も利用する。

3.より安全な利用のために

・電動車いすの利用を考えている人は、自分にあった製品を選定できるよう、介護関係の人や製造業者等に十分に相談をする。
・新しい電動車いすに乗る際や乗り換えの際には、必ず乗り方の指導を販売店や製造業者等から個別に受ける。
・製造事業者や地域の福祉関連団体等が開催する安全運転講習会に参加する。
・家族など周囲の人は、利用者が電動車いすを安全に使用するよう、見守りを。

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