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社会・時事・他高齢者虐待 施設221件・家庭1万5,700件2015年4月 1日08時00分

 厚生労働省は2月6日、高齢者虐待防止法施行8年目の2013年度に特別養護老人ホームなどの介護施設従事者等による高齢者の虐待が221件あったと発表した。12年度と比べ66件(42.6%)増え、過去最多を更新した。家族・親族などの養護者による高齢者の虐待は1万5,731件で、529件(3.5%)増加した。

 市町村等への相談・通報件数は、施設従事者等によるものが962件で、12年度より226件(30.7%)増加したのに対し、養護者によるものは2万5,310件で、同1,467件(6.2%)増加した。

 虐待の内容をみると、施設従事者による虐待では、被虐待高齢者が特定できた212件の被虐待者総数402人のうち、暴力的行為や身体拘束などの「身体的虐待」が258人(64.2%)で最も多く、次いで威嚇的、侮辱的な発言、態度などの「心理的虐待」132人(32.8%)、必要な介護や世話を怠る「介護等放棄」67人(16.7%)だった。一方、養護者による虐待では、総数1万6,140人のうち、「身体的虐待」が1万533人(65.3%)で最も多く、次いで「心理的虐待」6,759人(41.9%)、「介護等放棄」3602人(22.3%)、年金・預金等の取り上げなどの「経済的虐待」3,486人(21.6%)、だった。

 被虐待高齢者は、総数1万6,140人のうち、女性が1万2,537人(77.7%)、年齢は80~84歳が3,902人(24.2%)、75~79歳が3,525人(21.9%)。要介護認定者を要介護度別にみると、要介護1が2,443人(22.23%)、要介護2が2,352人(21.4%)、要介護3が1973人(18.0%)、要介護4が1,530人(14.0%)、要介護5が932人(8.5%)だった。要介護度と虐待種別との関係では、「身体的虐待」と「心理的虐待」では、要介護度が重い人の割合が低く、「介護等放棄」ではその逆になる傾向が見られた。

 また、要介護認定者における認知症日常生活自立度Ⅱ以上は7,730人(70.4%)、要介護認定者のうち障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)A以上は7,694人(74.1%)であった。認知症の程度と虐待種別の関係を見ると、被虐待高齢者に認知症がある場合、「介護等放棄」を受ける割合が高くなる一方で、「心理的虐待」は低くなり、自立度Ⅲ以上でこの傾向が強い。

 養護者の続柄をみると、「息子」が41.0%で最も多く、次いで「夫」19.2%、「娘」16.4%であった。

 養護者による虐待を受けて死亡した人は21件21人で、12年度より5件6人減った。「養護者による殺人」12件12人、「介護等放棄による致死」6件6人、「虐待による致死」2件2人、「心中」1件1人だった。

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