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施設・住まいボランティアの宿泊所に 生活機能専門チーム受け入れ 介護老人保健施設「せんだんの丘」(仙台市青葉区) (2)2011年5月18日17時02分

原発避難地区からの高齢者も受け入れ

 もちろん本体の老健では20床ほど急遽増床し、さまざまな要介護高齢者を受け入れ続けたという。「日本で唯一の福祉用具貸与事業を併設している老健ですから、他の施設のようにベッドの確保には困らなかった」と土井施設長は同施設ならではの強みを語る。

 行政からの受け入れ要請にも応じる予定だったが、震災発生直後は情報も混乱。せんだんの丘で受け入れたのは土井施設長はじめ職員の個人的なつながりからの要請が多かったという。「意外に多かったのが福島原発の避難地区の高齢者。仙台市内に親族がおり、そのルートでの依頼です。また看護師ルートでグループホームに非難していた高齢者も少なくありません」(同氏)。常時20人程度の避難者を受け入れ、住む場所が決まった人は退所し、また新たな高齢者を受け入れるという日々が続いた。その数は現在でも7、8人を数える。

 デイサービスをボランティアの宿泊施設として解放した頃から避難所におけるOTやPTの支援も本格的にはじまりだした。そこで作業療法士でもある土井施設長が痛感したのが福祉用具の供給不足。「特につえやシューズの不足が深刻。それで私個人のルートでそれらの確保に努め、わずかですが供給を続けています」。宿泊所に寝泊りするOTやPTも福祉用具を避難所に持参できることで、より充実した支援が行えるという。

 被災者支援は長期戦。「震災直後は医師や看護師などの支援が最重要だが、これからはリハビリスタッフの出番。要介護高齢はもちろん、特定高齢者や健康な高齢者も含めて心身の健康維持が大きなテーマ。リハスタッフが多く在籍する老健への期待はますます大きくなるはず」と土井施設長はこれからの老健の役割を力強く語った。

                               (2011年4月10日号)
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