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施設・住まいボランティアの宿泊所に 生活機能専門チーム受け入れ 介護老人保健施設「せんだんの丘」(仙台市青葉区) (1)2011年5月18日16時08分

 後方支援に徹すると決断

 「津波や揺れによる建物の倒壊などはありませんでしたが、電気やガスなどのライフラインが止まり、ガソリンも不足するなど我々も被災者。まずは入居されている利用者のケアと職員の健康管理が一番。避難所への人材派遣などはできないが、それでも何かできることはあるはず。後方支援に徹しようと判断しました」。

震災時における被災地区の老健が果たした役割をこう語るのは、仙台市青葉区にある介護老人保健施設「せんだんの丘」の土井勝幸施設長だ。

 そのひとつが同一法人が経営する介護予防通所介護「せんだんの丘ぷらす」をボランティアの宿泊施設として開放することだった。
震災後日本作業療法士協会、日本理学療法士協会、日本言語聴覚士協会、日本介護支援専門員協会など職能11団体で「生活機能対応専門職チーム」が結成され、全国からボランティアを募り、仙台市の避難所の支援活動を行っている。その人々の寝泊りの場所として3月28日以降デイサービス施設を開放したのだ。

 「野宿覚悟で応援に来られていたボランティアばかり。『屋根の下で寝ることができる』と非常に感謝されました。単に宿泊施設として提供するのみならず、円滑に支援活動ができるよう、我々とボランティアの間でミーティングを行い情報提供にも努めました」(同管理者山本洋史氏)。これまで延べ100人程度が宿泊。現在も数人のボランティアが朝7時出発、夜10時に帰るという生活を続けているという。

 せんだんの丘は地域に開かれた老健として、通所リハや居宅介護支援、訪問看護、訪問介護、福祉用具貸与などいくつもの在宅サービスを展開している。3月11日の地震発生からしばらくは在宅系サービスがストップしたが「その職員を老健の仕事に回しました。そのため老健の職員の疲労も軽減されたと思います。地域の包括ケアの拠点になるという当施設の方針がこんなときにも活かされました」(土井施設長)。
                               (2011年4月10日号)

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  • 後方支援に徹したという土井施設長
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  • ボランティアの宿泊所「せんだんの丘ぷらす」
    管理者の山本さん

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