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施設・住まい用具活用して褥瘡・拘縮予防2019年7月 9日10時28分

社会福祉法人華陽会「華の郷 南陽」(名古屋市)
皮膚状態に合わせた体位変換器選び
 
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社会福祉法人華陽会(岩田竜司理事長)が運営する地域密着型特養「華の郷 南陽」では福祉用具を活用した褥瘡・拘縮予防に積極的に取組んでいる。
 
 同施設では▽体位変換器▽マットレス▽移乗用リフト▽浴槽用リフト▽センサーマット――等の福祉用具を揃えている。竹内季也課長は「利用者の身体状況によって必要な福祉用具の種類や材質が異なる。より良いサービスを提供するためにはある程度の種類が必要だった」と説明する。
 
皮膚が弱い人にも好評な体位変換器「ふわ・も」
 
 同施設に入居しているAさんは褥瘡と拘縮のリスクが高く、夜間の臥床時に使うクッションを探していた。竹内課長は「Aさんは皮膚が柔らかく、表皮剥離のリスクが高かった。特に脚の皮膚が弱く、寝ている間に使っても
【ケアニュース】特養 南陽.jpg
影響が少ない商品を探していた」と説明する。
 
 そこで、利用者本人と家族に数種類の体位変換器を体験してもらったところ、やわらかくて気持ちが良いとイノアックリビング(名古屋市、石井隆長)が販売する体位変換器「ふわ・も」の導入が決まった。「ふわ・も」は内部に、ふわふわもっちりとした触感が特長の、均一なキューブ状にカットしたウレタン素材「ミクセルキューブ」が入っている。小さなミクセルキューブがクッション内を流動することで、一人ひとりの体にフィットする。
 
 Aさんは臥床時にベッドと膝の間に「ふわ・も みかづき大」を挟んで利用している(写真、赤囲み)。横向きに寝る場合は「ふわ・も」のほか、三角形の体位変換器など複数のアイテムを組み合わせて対応している。
 
竹内課長は「拘縮は一度作るとなかなか治らない。入所する段階でリスクを検討し、施設に準備されているものをまず使い、必要であれば本人に適したものを個別に購入していただくよう、ご家族に相談している。拘縮がある利用者の介助は職員にとっても負担が大きい。利用者のQOL向上はもちろん、職員の負担軽減の面からもしっかり対応していきたい」と取組みの要性を強調する。
 
 「ふわ・も」はみかづき大のほか、より小さい「みかづき小」と、円柱形の「しょーと」なども導入し、利用者の状態に合わせた選定をしている。
 
利用者の 「動きたい」 をサポート
 
 同施設では行動意欲の高い利用者の動きを制限しないよう、安全にサポートできる環境づくりにも取組んでいる。
 歩行意欲はあるが、下肢筋力低下によるふらつきがある利用者Bさん。早朝、自力でベッドを降りて床を這うように移動していることがあったという。そこで、同社が販売する「おふとんベッドⅡ」を低床にしたベッドの真横に設置し、降りた場合も直接床にぶつからないよう対応した。
 
 「おふとんベッドⅡ」は全てウレタンでできており、体が当たっても痛みが少ない。ベッドから直接床に降りる危険を防ぐ。また、中央がくぼんでおり、周りの辺に高さがある。Bさんがベッドから移動して離床センサーの通知から職員が駆けつけるまでの間を「おふとんベッド」内で過ごし、這って移動する際に家具などにぶつかるリスクを防ぐ。
 
 「生活リハビリを第一に考えており、利用者ができる能力は安全面を考えながらサポートし、自立した生活を支援していく。また褥瘡、拘縮予防では専門医との連携を強化して早期対応を心がけていきたい」と語った。
 

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