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施設・住まい空気清浄機で感染症・食中毒予防2016年12月20日07時05分

インフル流行期に!予防対策

 厚生労働省は11月25日、インフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表した。昨シーズンと比べて1カ月以上早い流行入りだ。栃木県宇都宮市で小規模多機能型居宅介護事業所2カ所を運営するオーパス・ワン(宇都宮市、湯澤利浩社長)では、除菌もできる最先端の空気清浄機を活用し、インフルエンザやノロウイルスの予防対策に取り組んでいる。

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 同社は地域密着型サービスが始まった2006年に「はるかぜ」、13年に「ケアセンターやなぜ」を開設。通い、訪問、宿泊を組み合わせたサービスで地域高齢者の在宅生活を支えている。今年3月、「はるかぜ」開設以来初めて、一人がノロウイルスにかかっていることが判明。直後から1週間に渡り、従来の消毒に加え、調理器具や浴槽、車いすのタイヤまで入念な消毒を行ったにも関わらず、職員一人が新たに罹患してしまったという。

 同社の湯澤利浩社長は「拭き取りやスプレー噴霧では、どうしても消毒のタイミングが利用者の帰宅後などに限られてしまいます。私自身、大学で衛生学を学んでいたこともあり、感染症や食中毒の予防対策には力を入れていたつもりでしたが、それまでの消毒方法に限界を感じました」と振り返る。

除菌・加湿・消臭を一台で

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 こうした経緯から、同社では今年6月、クボタ(大阪市、木股昌俊社長)の除菌、加湿、消臭を1台でできる空気清浄機「ピュアウォッシャー」をそれぞれの事業所に導入した。同製品はミスト状に吹き付けられた水が空気中の浮遊細菌などの異物を取り込み、電解水の力で分解する。高い除菌・消臭効果を誇る。微酸性電解水は多くの細菌やウイルスに除菌効果を発揮する一方で、食品添加物として指定されており、高齢者施設などでも安全に使えるのが特長だ。

 ピュアウォッシャー1台で200㎡(およそ120畳)の広範囲をカバー。インフルエンザ、ノロウイルスなどの集団感染を防ぐ。加湿も同時に行えるので、乾燥する冬場はさらにウイルスの感染力を抑えたり、心地よい空間を保ってくれる。 両事業所では機能訓練なども行う食堂にそれぞれ設置。「スイッチを入れるだけで、サービスの提供中も除菌し続けるので、人の出入りが多くても安心できます」と湯澤社長。実際に導入以降、インフルエンザやノロウイルスなどは発生していない。水道管に直接繋いでいるため、タンクの水交換などの手間がないことも助かっているという。

1210kubota.jpg また、ピュアウォッシャーは微酸性電解水を生成し、自由に取り出せるため、家具や手すりの除菌にも利用できる。同施設でも感染発生時は生成した電解水を使って、手すりや床、カーテンなどの除菌を行うことをマニュアルで定めた。

 冬本番を迎え、体調を崩す利用者も多くなる。湯澤社長は「十分な予防対策を図り、今後も利用者や家族の暮らしを支えていきたい」と意気込む。

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