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プリズム・社説 プリズム(2017年9月10日号)2017年9月21日07時00分

 しばらくすると「秋深き隣は何をする人ぞ」に。スポーツ、読書、食欲もよいが、秋はひと恋しい。葉っぱのフレディは落ち葉になってやがて舞い散る。私たちの人生で避けられない介護について考えるよい季節かも知れない。

 介護保険サービスで最も利用されているのが福祉用具レンタル。制度レンタルだけみても、在宅の半数が使っている。購入したものや自費レンタルを加えると、用具をつかわない介護はほとんど考えられない状況にある。本紙座談会「道具をつかう介護」が行われた。用具だけを別枠で捉えるのではなく、それぞれのケアの場面で、様々な用具を一人ひとりの状況に合わせて、どのように使うのかを、しっかり学び実践することで、ケアの質や効率性が格段に向上することと話された。医食同源という言葉があるが、ケアと福祉用具も同源であり、離して考えることはできない。

 介護には、「重さ」がある。と、愛知県にある藤田保健衛生大学教授の才藤栄一さんは、ひとの重さを安心・安全に受け止めたケアができることこそがポイント、と指摘。近々、地元企業らの協力を得て、大学近くの団地集会所に、機器を使った介護を実現する「ロボティクスホーム」を建築する。最新の移動用リフトなどの機器を活用して、本人の「重さ」を受け止め、そのひとらしい生活を実現する試みだ。国から3億円の補助がついて、愛知県が事業展開する。50~70㎡の団地サイズ住宅でも活用できる実用的な移動・移乗機器などの開発と、介護が必要になった時の居住環境づくりを目標にする。いざという時に備えて、天井にリフト用のレールを埋め込むなど、将来の高齢期の家づくりにつながる実証実験でもある。

 私たちの隣近所にも、介護があるかも知れない。生活を活性化させて元気で居続けることが何よりも大切だが、元気な時から、皆が迎える介護が必要になった時のことを考えていこう。健康福祉祭「ねんりんピック新聞」、10月1日「福祉用具の日しんぶん」、11月11日「介護の日しんぶん」の姉妹紙も読んでいただき、読者のみなさんと介護を考えていきたい。

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