ケアマネジャーはじめ介護・医療に携わる皆さまへ様々な最新
情報を深く分かりやすくお伝えする「シルバー産業新聞」です。

Care-new.jp

大中小 テキストサイズ変更RSS

シルバー産業新聞

プリズム・社説 「プリズム」(2014年11月10日号)2014年11月14日08時00分

 介護職や看護職が足りず、爆発的に増える要介護高齢者の支援に黄色信号が灯る。医療保険や介護保険の制度改定は、介護ニーズにどのように限られた人材で対処していくかをテーマにせざるを得ない状況を迎えてきた。社会資源の有効活用は、事務負担の軽減策や兼務の是認などの対応に留まらない。介護保険の基本スキームであるケアマネジャーを介しての連携の仕組みや、どのような場合に保険給付するかという要介護度のあり方にまで、人材不足は大きな影を落としている

▼すでに、小規模多機能型居宅介護は、ケアマネジャーがいて、通い、訪問、泊まりがセットされた包括サービス。居宅介護支援事業所のケアマネジャーのケアプランによって、通所介護、訪問介護、ショートステイの各事業所から提供されるのに比べて、トータルの省資源化に寄与している。小規模多機能の「囲い込み」リスクは、地域の目を入れることでカバーする。さらに複合型サービスという、小規模多機能に訪問看護を一体化させた新サービスが先の12年改正でできた

▼介護給付費分科会では、「訪問・通所系を一体的に捉えた機能分類や評価体系」も俎上にあがっている。別々にサービス提供するよりも、一体化する方が専門職を有効に活用できる、という考えだ。要支援者の予防給付を市町村事業へ移行を図る15年改正も、専門職を中重度者へシフトするための仕組みという側面もある。人員基準を事業所ごとに義務づける現制度は、やがて複数の事業所や、法人を超えた地域の事業所間でクリアすればOKという時代へ早晩転換するかも知れない

▼人材不足は、外国人介護人材の確保や介護ロボットという方向にも表れているが、「2025年に向けて約70万人の介護人材を確保するには、国内の人材確保対策を充実・強化していくことが基本」(外国人介護人材受入れ検討会)というスタンスが望ましいだろう。財源の確保は、消費増税という道筋を設けた。しっかり働ける安定した職場環境と給与を確保することが、介護人材の確保には欠かせない。
 

「プリズム・社説 」カテゴリーの最新記事

シルバー産業新聞購読のご案内

発展する「シニアマーケット」の動向など、確かな業界情報はシルバー産業新聞から。

1年間(12回)
7,700円(送料・税込)
2年間(24回)
14,214円(送料・税込)
3年間(36回)
19,545円(送料・税込)

購読、書籍のお申込みはコチラ

  • 福祉住環境コーディネーター検定試験
  • SSL グローバルサインのサイトシール