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エイジフレンドリー補助金 申請受付始まる

エイジフレンドリー補助金 申請受付始まる

 60歳以上の労働者が安心安全に働ける職場改善に取り組む事業所へ最大100万円(助成率2分の1)まで助成する厚生労働省の補助金制度「エイジフレンドリー補助金」が創設された。医療介護を含む、接客対応をする業種では、新型コロナ感染防止のための職場の作りも対象となる。

 厚労省が外部委託して実施する間接補助金で▽60歳以上の高齢労働者を常時1人以上雇用▽労働保険及び社会保険に加入している▽中小企業であること(医療介護などのサービス業は常時労働者100人以下、資本金5000万円以下)――を満たす事業所が対象。

 具体的な取組について示した「高齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン」(労働基準局安全衛生部安全課)を参考に改善内容の策定、実践にかかる費用を助成する。介護医療分野では「移乗用リフトやノーリフティングのための機器導入」「転倒転落防止のための段差解消スロープ・階段などへの手すり取り付け」「パワーアシストスーツ」「安全衛生教育」などが想定される。介護現場の人材確保の観点から、ベテラン職員を離職させない職場づくりへ向けて、関心を集めそうだ。

 申請期間は10月末日まで。委託先(☎03・6381・7507)が申請内容を審査し、支給決定される。

(シルバー産業新聞2020年7月10日号)

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