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ITサポート介護事業所専用の会計ソフト導入 特有の会計基準に対応2011年10月27日18時14分

 レベルアップケアライフ(神奈川県横浜市、古寺靖社長)は昨年3月設立、5月に通所介護事業所「レベルアップケア池上」を開設した。スローピングという踏み台昇降運動を取り入れる等、機能訓練に力をいれており、1年間で利用者数は順調に推移。今年度からは居宅介護支援事業所も手掛けるようになった。

 その一方で、事務や管理業務は同社立ち上げ人の一人である白石進さんが一手に引き受ける。白石さんは今年70歳。銀行員、経営コンサルタントなどのキャリアを経て「より社会貢献が実感できる仕事を」との思いから同郷の友人と同社を立ち上げた。慣れない介護事務に忙殺される毎日だったが、会計業務については介護事業所専用の会計ソフトを導入したことで、効率的かつ適切な対応ができているという。

 同社が導入したのはソリマチ(東京都品川区、反町秀樹社長)の「会計王12 介護事業所スタイル」。累計出荷本数100万本を超える「会計王」シリーズの介護事業所版だ。白石さんはコンサルタントとして活躍していた頃から会計王を愛用しており、その機能と使いやすさへの信頼から今回も導入を決めた。

 同製品最大の特長は、介護保険法上の運営基準に沿った会計処理が簡単に行えること。複数の介護サービスを提供している場合、事業別に会計処理を行うことが義務付けられているが光熱費や新聞代など単純に区別できない費用も存在する。これを事業者は任意で振り分けることはできず、厚生労働省が提示する指針に沿って按分しなければならない。

 それに対応して「介護事業所スタイル」では、一律に区分できない取引について「延利用者数」「事業収入」など按分基準を指定することで合理的な区分が可能。また介護報酬請求で用いるレセプト伝送データを取り込み按分比率の設定もできるので、運営基準に基づいた会計処理が行える。

 実地指導の事前提出書類でも確認される事項だが、事業者にはまだ十分に浸透していない実態もあるという。「介護事業所スタイル」では実地指導で自治体に提示する「介護サービス事業別損益計算書」など必要資料も印刷できる。

 そのほか介護事業所で使用頻度の高い科目はあらかじめ登録されている等、介護事業所で使いやすい機能を多数搭載している。これに加えて、白石さんは、銀行引き落としができなかった利用料などを抽出、一括管理するなど、会計王の基本機能もうまく活かし、独自の使い方をしている。サービス別の情報入力など煩雑になりがちな導入設定も「表示される質問に答えていくだけだったので、非常に簡単だった」と白石さん。 現在も多忙に追われるが、会計ソフトの導入などで業務効率化を図り、作りだした時間は本来の事業所業務に専念。白石さんは「利用者がデイから帰宅する際に『楽しかった。また』と満面の笑顔で声を掛けられると、この事業を始めてよかったと実感します」と充実した表情で話す。

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  • レベルアップケアライフ立ち上げ人である白石進さん
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