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ITサポートワタミの介護 介護記録のIT化で介護事業の産業化(1)2011年6月16日12時20分

 多忙な介護職員の業務負担軽減や多職種連携の現場において情報共有は、どの事業所や施設においても共通の課題といえる。関東圏を中心に介護付有料老人ホーム事業を展開するワタミの介護(東京都大田区、清水邦晃社長)では、現在50棟以上の施設で、職員が介護記録をPDAやタッチパネルを利用して記録、情報共有できるシステムを導入している。 

リアルタイムで最新情報を共有

 「導入以前は、記録を全て紙で行っていたが、転記業務の発生やせっかく記録した情報をケアに活かしきれていなかった」と同社の浅井康平管理部長は話す。

 システム化を喫緊の課題と考えた同社は、06年にティアックシステムクリエイト(東京都多摩市、松本友伯社長)の「コメットケア」を導入。「コメットケア」は携帯PDA端末やタッチパネル、パソコンなどから記録を入力できるシステム。入力されたデータは、サーバで一元管理され、同じように各端末から随時閲覧できる。

 システムの導入によって業務は刷新された。特に大きな変化をもたらしたのはリアルタイムで常に最新の情報を共有できること。ホームでは、入居者のバイタルチェックを行い、その様子をみて1日の食事、入浴、外出など各担当者が柔軟に対応している。以前まではその都度、各フロアまで記録を閲覧に行ったり、内線で入居者の状態を確認していたが、システム導入によって、どこからでも確認ができるようになった。

 データを簡単に抽出、検索できるのもITツールの強み。入居者の個別記録を遡ることや任意の期間で表やグラフ化することも容易だ。「ある時点での情報を点で細切れに見るのではなく、状態や様子の変化を線で結びつけることで、より正確に捉えたケアが可能になった」と浅井部長は成果を語る。 

蓄積された情報を認知症ケアに活用

 また認知症ケアにおいては、特に情報共有が活きてくるのだという。「声の掛け方一つで、ご入居者様を混乱させ、周辺症状を引き起こす恐れがある。どんなケアが適切なのか、それぞれご入居者様をしっかり観察することで発見していくしか方法はない。そうして集まった貴重な情報を共有すれば、経験の浅い職員でも均一的な介護が可能となり、よりよいケアに結びつけることができる」(浅井部長)。

                  (2)につづく

  • watami01.jpg
  • ワタミの介護 浅井康平経営管理部長

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