ケアマネジャーはじめ介護・医療に携わる皆さまへ様々な最新
情報を深く分かりやすくお伝えする「シルバー産業新聞」です。

Care-new.jp

大中小 テキストサイズ変更RSS

シルバー産業新聞

介護保険・行政インタビュー「高齢者の『家で住みたい』を支える」(2)2011年8月10日19時16分

本人主体で考える

  われわれは有料老人ホームも特別養護老人ホームを同系列で考えているが、有料老人ホームを紹介するのはたいへん気をつかう。家族もいっしょに見学をしたり契約事項を確認したり、経営状況のチェックは欠かせない。
 利用者本人の願いはどうか。高齢者住宅や有料老人ホームに自ら行きたいという高齢者は少ないと思う。たいがいは家族や周りの人たちの説得に応じてか、本人から入ると言っても本心それを望んでいるというより周囲からのプレッシャーによってそうせざるを得ない状況になっている場合もある。ケアが不十分な有料老人ホームに入れられて、介護度が上がって出されてしまうということもある。

80年代の障がい者運動

 80年代に障がい者の自立運動があった。親や施設職員の多くはコロニーや大型施設に入っているのがよいと思っていた。そうした状況で、障がい者の中から「私たちも地域で暮らしたい」と言って、24時間365日安心して暮らせる施設から飛び出していった。地域で実生活をして、それがだんだんに定着してきている。私は、いまは高齢者の自立生活への転換期であってよいのではないでしょうか。ヨーロッパの福祉も施設型から地域の中でケアを受けて安心して生活するスタイルに変わったと同様に。
 その転換には、施設職員や家族の考え方を変えていく必要があると思う。自立支援運動の時は障がい者自身が、「私はやる」と立ち上がって様々な働きかけをしてきた。いまの高齢者の自立支援は、高齢者自身があまり声を上げることができないでいる。では専門職はそこからどうやって声を上げて変えていくのか、そのような転換期にある。

(1)へもどる

「介護保険・行政」カテゴリーの最新記事

シルバー産業新聞購読のご案内

発展する「シニアマーケット」の動向など、確かな業界情報はシルバー産業新聞から。

1年間(12回)
7,700円(送料・税込)
2年間(24回)
14,214円(送料・税込)
3年間(36回)
19,545円(送料・税込)

購読、書籍のお申込みはコチラ

  • SSL グローバルサインのサイトシール