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介護保険・行政沼津市 認知症高齢者を支援 高齢者あんしんサポート店2012年3月 7日06時45分

 沼津市は昨年11月に市町村認知症施策総合推進事業の一つとして「高齢者あんしんサポート店」の登録を開始。高齢者福祉に積極的に取り組む店舗等を地域に周知することで、高齢者支援体制の向上をはかっている。  登録条件は1.5時間の認知症サポーター養成講座を受け同市へ申請した者が1割以上所属し、かつ高齢者にやさしい取り組みを行うこととする。具体的には店内のバリアフリー化、大きな文字を使った値札表示、店舗までの送迎、徘徊高齢者の捜索に協力――など。

登録店には登録証とステッカーを交付し同市ホームページにて店舗情報を掲載する。申請は随時受け付け、月単位で登録認定を実施。3年毎の更新制とする。

 1月1日時点で登録数は47件。業種は郵便局、クリーニング店、理髪店、小売店など多岐にわたる。同市市民福祉部長寿介護課の秋山裕子氏は「認知症を家族だけで解決するのではなく、地域で役割分担する手段を知ってほしい」と呼びかける。

 同市の高齢者数は11年9月末時点で全体の24.2%にあたる5万237人。うち独居高齢者は5,650人を数える。「身寄りのない独居高齢者への支援体制と徘徊高齢者の捜索手段が課題」と同氏は説明。警察と協力し捜索者の情報が登録サポート店にメールされるシステムの導入などを検討している。

 同事業では他にもサポート店、医療、介護サービスの拠点を記した「地域資源マップ」の作成などを計画中。「今後は地域のケア会議などにも参加し情報共有していけるようにしたい」と同氏は述べる。

 登録店の一つ「BARBERアキヤマ」は親子3代で50年以上続く老舗理髪店。店内にカフェスペースを設けて調髪後もゆっくりできる空間を提供する。

 秋山芳徳店長は「理髪店はそもそも地域密着の商売。自ら隣近所に声をかけて助け合うのは当然」と登録を即決。同市の委託で独居高齢者宅などへの訪問調髪を実施し、ときには店へ来てもらえるように送迎の手伝いも行う。

 秋山店長は同業組合の沼津支部長も務め、他店にも登録を斡旋。「地域で各家庭が会話の大切さを再認識できるきっかけとなってほしい」と語った。

<シルバー産業新聞 2012年2月10日号>

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