ケアマネジャーはじめ介護・医療に携わる皆さまへ様々な最新
情報を深く分かりやすくお伝えする「シルバー産業新聞」です。

Care-new.jp

大中小 テキストサイズ変更RSS

シルバー産業新聞

介護保険・行政品川区 介護度改善86人・1,246万円分交付2014年12月15日08時00分

 品川区は2013年度より、介護保険施設の入所者の介護度が改善した場合に、施設に奨励金を交付する「要介護度改善ケア奨励事業」を行っている。

 施設介護に限定したことについては「24時間生活の全てにかかわる施設介護は、介護者や生活環境など要因が多くある在宅サービスに比べて、ケアそのものの評価がしやすい」と品川区高齢者福祉課は説明する。

 年度初日が基準日で、昨年度より利用者ごとの介護度改善を見て交付額を算定。介護度1段階改善につき2万円/月(1段階ごとに2万円追加。最大4段階改善で8万円)。13年度は対象者47人分・680万円、14年度は対象者86人分・1,246万円(前年継続分574万円)を交付した。

 新規者の改善度合で見ると14年度は1段階36人(13年度41人)、2段階5人(5人)、3段階2人(1人)、4段階0人(0人)だった。

 交付金の用途については「設備改修や必要備品購入」「派遣職員の雇用」「介護職の福利厚生」などで、利用者や労働環境改善に活用されていることがわかる。

 事業にあたっては同区で実施要綱を策定した。単に介護度だけでなく、介護の質評価の視点も評価するため▽「品川区施設サービス向上研究会」に加盟している▽区とともに128項目のセルフチェック(自己評価)を毎年実施する▽研究会で報告し情報共有化を図る――などを満たした施設が条件。昨年度は12施設(特養8施設、老健1施設、特定2施設、地域密着特定1施設)が参加している。

 課題としては、在宅復帰が求められる老健施設は、特養施設にくらべて改善が見られれば在宅復帰が進められるため、交付を受ける対象者が過小になることがあるが「施設特性にわせて、公平に評価される仕組みへの改善も検討中」(品川区高齢者福祉課)と話す。また、15年度改正で予定される特養の原則要介護3以上への限定の影響については「特養待機者問題などから、区では先駆けて優先入所者を絞っており、実質的には影響がほとんどない」と見込む。

 品川区によれば、同事業により「これまで以上に利用者に関心をもって向かい合うようになった」「声掛けや見守りが充実した」「自立支援に向けて離床が進み、規則正しい生活ができるようになった」などの現場改善も進んでいるという。

「介護保険・行政」カテゴリーの最新記事

シルバー産業新聞購読のご案内

発展する「シニアマーケット」の動向など、確かな業界情報はシルバー産業新聞から。

1年間(12回)
7,700円(送料・税込)
2年間(24回)
14,214円(送料・税込)
3年間(36回)
19,545円(送料・税込)

購読、書籍のお申込みはコチラ

  • 福祉住環境コーディネーター検定試験
  • SSL グローバルサインのサイトシール