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ケアマネジャー東京・八王子市 独自マニュアル導入でケアプラン作成の支援を強化2011年9月30日19時00分

 東京都八王子市は自立支援に結びつくケアマネジメントの普遍化をはかり、健全な給付の実施を支援する取り組みとして、昨年10月にケアマネジャー向けの自己点検支援マニュアルを独自に作成した。

 同市は昨年4月に武蔵野大学佐藤信人教授を座長に検討委員会を設置。10回の委員会開催を経て「八王子市ケアプラン自己点検支援マニュアル」を作成し、ケアマネジャーに対しケアプラン自己点検の実施と自己点検結果の提出を呼びかけている。

 支援マニュアルは4つのシートがツールとして用意されている。「基本情報シート」はアセスメントやモニタリングで得た利用者の基本情報を整理。「アセスメントチェックシート」は課題分析項目を細かく確認し日常生活上の課題を導くもの。

 「ジャンプシート」はアセスメントチェックシートをもとに今後の改善点を明らかにするのが目的。困りごと、生活全般の解決すべき課題などに関する20の質問から構成され、その後再アセスメントを行いケアプラン修正原案を作成する。

 「ハイジャンプシート」は修正したケアプランが利用者にとって適切で固有性があるかを点検するもの。長期目標、短期目標、利用者と家族の意向、総合的な援助の方針などに関する22の質問を用いる。

 同市健康福祉部介護保険課の大澤吉隆氏は「従来のケアプランはアセスメントとプランが連動していないものが散見された」と指摘。「点検では身体機能の低下等が日常生活にどのような支障をもたらし利用者がどのような生活を望んでいるかを分析することが重要」と支援マニュアルの有用性を語る。

 ケアプラン点検は介護保険の指導監督担当が兼務する保険者が多い中、同市は5人体制の専門チームを給付担当内に設置。ケアマネジャー資格保有者もいる。

 同課中村幸央氏は役割分担について「給付制限ではなく、あくまでも適切なケアマネジメントの質の向上が目的であると理解してもらうため」と説明する。

 5月からはケアプランの点検依頼や自己点検結果の提出があったケアマネジャーを順次訪問するなどさらに連携を強化。8月1日現在で8事業所を訪問した。

 同市内には約360人のケアマネジャーが勤務している。「今年度は150人を目標にケアプラン点検を推進していく。そのためにはケアマネジャーと緊密な連携をとり保険者としての信頼を維持しなければならない」と大澤氏は今後の展望を述べた。

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