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ビジネスピップケアウェル安心 千葉市に自社メンテ拠点開設2015年10月27日08時05分

  ピップケアウェル安心(東京都豊島区、金子茂社長)は9月、千葉市にメンテナンスセンター併設の福祉用具事業所をオープンした。洗浄・清拭・消毒を機械化し、同社全8事業所のメンテナンスを今後担う。

 導入したのは東海機器工業(愛知県北名古屋市、内藤誠治社長)のマットレス洗浄脱水機、クリーンキーパー(マットレス殺菌装置)など多数。洗浄から消毒までの一連をほぼフルラインナップでそろえた。

 これまでメンテナンスは、8事業所中4事業所にオゾン消毒装置を導入しているのみで、それ以外の工程は手作業、または福祉用具卸へ任せていた。金子社長は他の貸与事業所も視察し選定機器を検討。「特に身体に直接触れ、汚れやすいマットレスの品質を維持できる設備にしたかった」と決め手を語る。

マットレスの洗浄・消毒力アップ

00000012.jpg 洗浄脱水機はたっぷり水を含ませて高圧洗浄を行い、遠心分離方式でしっかり脱水。臭いやカビを十分に除去できる。脱水まで全て自動運転で、マットレス1枚あたり作業時間は15分。商品によって洗浄方法の設定は変えられる。

 操作画面も見やすいタッチパネル方式。同店の東浦透店長は「特定の人しか作業できない機械では困る。シンプルで使いやすい」と操作性を評価する

 また、クリーンキーパーは加熱蒸気・抗菌剤自動噴霧・高温加熱のトリプル効果により、確実な除菌能力を発揮する。医療機器の認可を取得しており、病院での導入実績も高い。同店長は「抗菌加工も施すので、安全で衛生的。マットレスのへたりがなくなるのも何より助かる」と信頼を寄せる。

00000011.jpg 標準サイズのマットレスで一度に5枚まで消毒可能。ピップ社では不潔域から入れ清潔域から取り出す「スルー方式」を採用、より衛生的な管理を実現している。

 マットレス以外の福祉用具に関しては、オゾン殺菌装置を使用。こちらも医療機器の認可を受けており、不潔・清潔域を壁で仕切ったスルー方式により品質を担保している。

メンテ・在庫の一括拠点に

00000013.jpg 同センター2階には約200坪の在庫スペースが確保されている。9月現在は千葉・松戸事業所分のみ管理しているが、11月になれば各営業所からの物流体制が整う。「マットレスで最初は1日5枚、月150台程度のメンテナンスになる見込み」(同店長)と本格稼働に備える。

 主要品目はベッド、マットレス、車いす、歩行器。手すりは各営業所で行い、件数が多くない移動用リフトや昇降機、電動4輪車いすなどは、引き続き福祉用具卸が担う。金子社長は「人員体制が大きくは変わらないが、各事業所のメンテ担当が他の業務に時間を割くことができる」と一括管理の利点を話す。

 さらに同社長は、福祉用具専門相談員のスキルアップ、サービスの質向上にもつながると強調する。

 「卸にメンテナンスを全て任せると、自分たちで組立てもしなくなる」と商品知識の希薄化を指摘。「最適の用具を選定する力、不具合時の対応力は利用者やケアマネジャーからの信頼に直結する。ここを磨いていかなくてはならない」。

00000010.jpg 質を追求する同社長が「差を見せる大切なツール」という福祉用具サービス計画書については、2カ月に1回、全社約30人の専門相談員を集め商品勉強会と計画書作成のトレーニングを実施している。

 また、在庫スペース隣には会議室を設け、福祉用具を常時展示。「今後はケアマネ向け福祉用具研修会の開催など、地域に開かれた事業所を展開していく」と同社長。10月下旬には認知症サポーター養成講座の会場として利用される予定だ。

 同社は94年、介護ショップを横浜に開設。介護保険制度創設後の02年に同所にて貸与事業をスタートした。現在のレンタル件数は約3,500件。他にも居宅介護支援、訪問介護、通所介護、グループホームを運営する。

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