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ビジネスウォーターベッドでリハ充実 グリーン・レーベル多摩川2013年3月 5日17時54分

 12年10月1日にオープンした通所介護「グリーンレーベル多摩川」(東京都大田区)は、PT2人常勤、医学的根拠に基づくリハビリサービスを提供し、着実に成果を上げているという。同所は日本介護福祉グループ(茶話本舗)が新しいスタイルのデイとして打ち出した直営店である。

 「当所では利用者の身体機能を維持するのではなく、向上させることを目的としています。キャッチコピーは一般の人にも分かりやすいよう〈歩くを科学する〉〈歩けるを提供する〉にしました。トイレに行きたい、居間で食事をしたい、旅行に行きたいなど歩くことで得られる行為は人間の根源的な欲求。歩けるようにすることはリハビリの基本です」と同事業所のコンセプトを語るのは管理者で理学療法士の板場一訓氏だ。

 サービス提供時間は1クール3時間30分。午前、午後10人ずつに分かれ、利用者2人に対し職員1人が援助する。バイタルチェック、ウォーミングアップに続き1時間30分の個別メニューが組まれている点が大きな特徴だ。

 「利用開始時にPTが身体機能を20種類以上の評価法でアセスメントします。バイタルはもちろん、筋肉量や左右の手足機能などを病院と同様の機器を用いて測定。その結果をふまえ利用者個々にプログラムを組みます。定期的にそれらの判定を繰り返し、リハビリの効果を検証しています」(板場氏)。

 個別メニューはマシンによる機器運動、職員との会話によるコミュニケーション、マッサージなどがあるが、他の事業所との大きな違いがウォーターベット「アクアヴィーナス」(大島製作所)によるリラクゼーション療法。

 ベッドに貯められた40度の温水による水圧振動が全身のリンパに働きかけるというもの。水圧がかかる場所は全身、腰と足、首と肩など利用者のニーズに応じて変えることもできる。従来のウォーターベッドで起こりやすい「船酔い症状」を防ぎ、電気代も10分間使用で3円程度。水交換不要とメンテナンスも容易だ。

 板場氏は「リンパの流れを良くするのはもちろん、適度な皮膚刺激に触覚の改善も期待しています。皮膚感覚が鈍ると手足の微妙な動きが悪くなり、痛みが自覚できないと床ずれの原因にもなります」と「アクアヴィーナス」の機能に期待を寄せる。

 実際利用者をインタビューすると「体が水で揉まれている感じ。温かく柔らかい寝心地で、気持ちがリラックスする。ぜひ毎日続けたい」と絶賛する。

 事業所内には季節に合わせて音楽が流れ、250円払えば、上質なお茶、紅茶、コーヒーなどが何杯でも楽しめる。そうしたサービスは運動器機能に加え、聴覚や、味覚など五感全てをリハビリするというのが同所の方針だ。

 「利用者の状態を判定すると、多くの人の身体機能が向上してます。最初車いすで来られた要介護4のご利用者が、2カ月のリハビリで自立歩行ができるまで回復されました」と板場氏は同所のリハビリ効果を自信をもって語った。

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  • 管理者の板場氏


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  • リンパの循環を良くし、リラックス効果も


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  • コミュニケーションも療法の一つ

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