ケアマネジャーはじめ介護・医療に携わる皆さまへ様々な最新
情報を深く分かりやすくお伝えする「シルバー産業新聞」です。

Care-new.jp

大中小 テキストサイズ変更RSS

シルバー産業新聞福祉用具専用サイト ヤマシタ、シマシタ。

ビジネスフランスベッド 自動ブレーキ車いす 初の臨床データ2012年11月13日18時12分

 フランスベッド(東京都新宿区、池田茂社長)は、自動ブレーキ車いす「セーフティオレンジ」の臨床評価を行い、その結果を発表した。同社の調査によれば、病院や施設、在宅の車いす利用者の75%はブレーキのかけ忘れを経験しており、そのうち70%の人が転倒していることから、国立障害者リハビリテーションセンター研究所や東京大学らとの共同研究で、自動ブレーキ車いすの開発と臨床評価が進められてきた。

 認知症で膝関節症などのある女性(94歳)は、歩行能力は伝え歩きレベルで車いすを利用する。1週間、通常の車いすでブレーキのかけ忘れの状況を調べると、かけ忘れの割合は47%で、1日平均7回かけ忘れていた。その後、2週間セーフティオレンジに使ったところ、手動ブレーキのかけ忘れは依然続いたが、車いすの起立時の95%・着座時の99%で自動ブレーキが作動した。調査は、ブレーキと座面にセンサーを取り付けて、ブレーキの有無や着座状態を感知し、データを収集した。ただ一部で機器不良やセンサ不良があり、判別が困難な場合もあった(図参照)。 同様に、自動ブレーキが作動した割合は、腰椎症のある女性(91歳)では起立時99%、着座時100%、高次脳機能障害のある女性(68歳)の場合は起立時90%、着座時91%だった。

 共同研究にあたった国リハの井上剛伸福祉用具開発部長は、「自動ブレーキ車いすの必要性は高く、セーフティオレンジが完成するまでに20年を要した。東京大学の二瓶美里助教らによって臨床評価が行われ、自動ブレーキの働きが臨床的に裏付けられた」と説明した。

  • フランスベッド臨床データ.JPG










  • Aさん(94歳女性/認知症)の臨床データ
  • 臨床評価結果を説明する東大二瓶助教.JPG













  •   臨床評価結果を説明する東大二瓶助教
  •  

「ビジネス」カテゴリーの最新記事

シルバー産業新聞購読のご案内

発展する「シニアマーケット」の動向など、確かな業界情報はシルバー産業新聞から。

1年間(12回)
6,500円(送料・税込)
2年間(24回)
12,000円(送料・税込)
3年間(36回)
16,500円(送料・税込)

購読、書籍のお申込みはコチラ

  • SSL グローバルサインのサイトシール