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ビジネスボール体操で自立歩行改善 健康と笑顔取り戻すケア2012年10月23日18時34分

 大阪でデイサービスを中心とした介護事業を展開するせせらぎ(大阪府堺市、関山淑男社長)は2010年よりクノンボールを使用した機能訓練を導入。簡単かつ効果的なトレーニングで利用者の筋力維持・向上に効果を発揮している。

 以前は一般的な体操などを通じて機能訓練を行っていたが「身体への負担が大きい」「今さら痛い思いをしてまでやりたくない」などの抵抗感が高かったという。

 クノンボール導入のきっかけは「何とか運動を楽しんでほしい」と方法を探していたところに久野信彦先生執筆の「老筋力」に出会ったこと。クノンボールの活用ノウハウを徹底して勉強しデイサービス全店に導入した。「単にモノを入れるだけでは効果がない。具体的な使用方法や効果がある部位、ご利用者の精神状態なども観察する」と同氏はソフト面の重要性を説明する。

 トレーニングは1日1回で20~30分程度。一人ひとりがボールを持って椅子に座り、看護師などスタッフと一緒に7種類の運動をこなす。

 同氏は「無理なく、会話をしながらでも自然に体を動かせるくらいが適切」と説明。「トレーニング機器と比べてコストメリットは高い」と語る。在宅でも簡単に続けられるため利用者の約3割は自宅用に購入し使用しているという。

 同トレーニングは、改善を加え、進化を続け、デイサービス全5事業所で実施している。現在までで車いす利用からの自立歩行者は6人、杖利用からの自立歩行者は26人、尿漏れが改善した利用者は8人など。利用者からは「握力がついてペットボトルのふたが開けられるようになった」「以前は入浴が全介助だったのが、自分で着脱ができた」など喜びの声が相次いでいる。同氏は「身体機能が改善できると、見るからに表情が明るくなり会話もはずむ」と身体機能以外への波及効果を語る。

 同社ではクノンボールのほか、入浴後にバリ島屈指のエステティシャンと共同開発したオイルトリートメントなど独自のケアを取り入れている。「ご利用者が楽しく健康を取り戻し、元の在宅生活を送ってもらうことが我々の役目」と同氏は述べた。

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  • 関山淑男社長
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  • ボール体操の様子
    無理なく手軽に続けることが大切

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