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ビジネス外国人受入れで全国組織へ 湘南社福組合 2020年3月 5日07時00分

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 外国人介護人材確保のため、2017年に神奈川県湘南地域(茅ケ崎市、平塚市、藤沢市など)で個室ユニット型特養を展開する社会福祉法人4法人で発足させた「湘南社会福祉事業協同組合」(神奈川県茅ケ崎市、山本隆史理事長)は、18年5月に外国人技能実習機構より監理団体として許可。ベトナム人技能実習生を37人受け入れるまで成長した。現在12法人が参加し、20年中に76人の受け入れを予定する。成功事例を全国に拡大するため、今年中に全国組織「全国介護施設事業連合会(仮称)」の設立を目指す。

ベトナム人技能実習生76人受け入れへ

 組合発足の発端は、16年に地域の社会福祉法人4法人が人材確保などの勉強会を立ち上げたことに始まる。現在の組合参加要件は、神奈川県で介護・福祉・障がい福祉事業を展開する法人。

 発足当時の理事長で、理事を務める古知屋光洋氏は「あらゆる外国人材受け入れを検討したが、制度の安定性や永続性の観点から、技能実習生としてベトナム人を採用することを選択した。優良な送り出し機関と巡り会えたことも成功要因」と分析する。

 現在までに受け入れたベトナム人技能実習生は男女37人。年齢層は18歳から30歳までで、平均年齢は23歳。これまでに組合参加12法人のうち、10法人に人材配置されている。20年中には76人の受け入れを予定する。

「真面目な若者」「受け入れの心構え」のマッチングが鍵

 理事長の山本隆史氏は「日本で働いて賃金を得ることだけでなく、将来は母国の日系企業に就職することを目指して、日本語能力の向上に努める若者たちを多く受け入れた。受け入れ施設からも『勤務態度が極めて真面目』と評価されている」と太鼓判を押す。

 組合立ち上げ時のメンバーである京野ひとみ氏は「安価な労働力ではないことを理解いただいた法人にのみ、参加いただいている」と話すなど、双方の「働きやすい」「受け入れやすい」が成功要因と強調する。

 同組合ではベトナムに続き、20年2月からは、ミャンマーの送り出し機関からの受け入れも予定している。

全国組織化で「国への意見集約」「送り出し機関の信頼確保」

 同組合では、今年を目標に全国組織「全国介護施設事業連合会(仮称)」設立を目指して、設立準備室を立ち上げた。

 これまでに管理団体は全国で200団体ほど認可されているが、中には実績のない団体もあり、技能実習生は約1800人に留まる。山本理事長は「外国人人材の受け入れがうまく行くように、ブロックごとの支部を立ち上げ、ノウハウなどを共有し支援していく。また、全国組織となることで、意見を集約し、国に発信することができるようになる」と意義を説明する。

 さらに山本氏は「ベトナムには約300の送り出し機関があるが、介護は13団体に留まる。背景にはN4の日本語能力など高い要件や、建設などの悪いイメージがあり、現地の送り出し機関が及び腰であることもある。全国組織の連合会を立ち上げることで、安心して送り出してもらえることも意義」と説明する。

 問合せ(同組合TEL0467・53・1711、連合会設立準備室TEL0467・55・5344)まで。

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