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ビジネスミタカ 介護ロボット100施設超へ導入2017年3月31日07時05分

「混乱あったが、成果に期待」

 15年度厚労省補正予算で実施された「介護ロボット等導入支援特別事業」による施設・事業所への設置・活用が進んでいる。福祉用具貸与サービスを行うミタカ(熊本県嘉島町、藤本宏輝社長)は、同制度を利用して100カ所以上の施設に介護ロボットを導入した。

 介護ロボット等導入支援特別事業は、52億円の予算規模で、介護従事者の介護負担軽減の推進を目的に、1施設・事業所300万円(補助率100%)を上限に、見守り支援や移動支援など介護ロボットの導入を、施設・居住系サービスやデイサービス事業所に認めた。想定を超える応募があり、補助額は1法人92万7,000円に減額されたこともあり、辞退する事業所もあったが、徐々に施設・事業所への設置が行われている。

 同社が取り扱った介護ロボットで、最も多かったのは見守り支援機器「シルエット見守りセンサー」(キング通信工業)、「aamS」(バイオシルバー)、「ケアロボ・コール」(テクノスジャパン)。機種に応じて、利用者の起床・就寝状況などの記録や、心拍数・呼吸数などの容態変化の観察・通知、徘徊状況などを、有線や無線、電話回線などを利用して行うことで外部に通知する機能があり、夜間帯の介護職の負担軽減や介護の質向上が期待される。

 移動支援では、電動アシスト機能の付いた歩行器が出た。「RT.1(RT.ワークス)、リトルキーパス(幸和製作所)の2機種で、坂道や横流れのある道での安全な歩行支援が評価された」と、ミタカの徳永啓一部長。 移乗支援ロボットでは、「マッスルスーツ」(イノフィス)と「愛移乗くん」(アートプラン)。「マッスルスーツ」は、電気は使わず、空気圧を利用して、抱え上げる力を最大25㎏補助する。「愛移乗くん」は、自分でベッドからポータブルトイレや車いすに移乗できる。

 「対応期間が短かった上に、導入を予定していた製品で対象外となったものや、メーカー在庫が切れていた製品もあるなど、多少混乱したのは事実。しかし、実際に介護現場に介護ロボットが導入されたのが良かった。介護ロボットを活用した介助方法が広がる。開発段階では十分に分からない課題が今回の導入とその後の経緯の中で判然とし、製品の改良なども期待できそうだ」(徳永部長)。

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