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ビジネス大磯町・東海大学・アルケア ロコモリスク示し参加意欲向上2016年7月 1日07時00分

 神奈川県大磯町はこのほど、東海大学体育学部、医療機器・材料メーカーのアルケア(東京都墨田区、鈴木輝重社長)との産官学連携事業「おおいそアンチロコモ教室」の実施結果を報告した。ロコモリスクを示すことによる参加意欲を引き出したり、80%以上の参加者の下肢筋力が向上するなど高い効果が得られた。

 同事業は、運動器の衰えや障害により要介護リスクが高まるロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)のリスクが高い人を把握し、月1回の予防教室への参加・下肢筋力の改善を目的とするもの。実施期間は半年。

 同教室は初回と最終回には▽体組織▽骨密度▽開眼片脚立ち▽長座体前屈▽5m歩行▽2ステップテスト▽立ち上がりテスト▽下肢筋力――を測定し、ロコモの進行度の変化を確認する。

 15年度の新たな取り組みとして、多くの町民が参加する特定健診の場を活用してロコモを診断する「ロコミル」を実施。リスクの高い人を中心に同教室への参加を案内したところ99人中32人が参加し、参加率は32.3%であった。

 この数値は、国民健康保険が行うメタボリックシンドローム予防などの特定保健指導の参加率16%を大きく上回り、対象者にロコモリスクを示すことで参加意欲が向上していることが分かった。

 下肢筋力については毎月測定し「高強度・中強度・低強度」の3つに分類。下肢筋力に合わせた強度別の運動プログラムを提供した。教室参加の前後での変化は、特に中強度の人に効果がみられ、10人中9人が高強度へ移行した。全体では、80%以上が教室参加後に下肢筋力値の向上が見られる結果が得られた。 また、初回参加者84人中、最終回までの継続者は74人で継続率は88.1%だった。継続参加した理由を尋ねたアンケートでは「健康についての話が役立ったから」54人、「毎月の測定」50人、「測定会の結果の変化」53人などが挙げられた。

 健康に対するモチベーションの維持や、継続して取組めるプログラムであったと分析している。

ロコモ進行度を測れる「ロコモ度テストツール」

0014.jpg 同事業に参画しているアルケアは、ロコモの段階を判断するためのロコモ度テストツールを6月1日より販売を開始した。

 販売するのは「立ち上がりテストボックス」と「2ステップテストシート」の2商品。ロコモ度テストは、①下肢筋力②歩幅③身体状態・生活状況をヒアリングする「ロコモ25」――の3項目からロコモ進行度を判定する。

0015.jpg 同社のロコモ度テストツールは決まった高さから立ち上がる「立ち上がりテスト」と、2歩幅の長さを測る「2ステップテスト」を実施する際に用いることで、テストをより簡単・正確に行うことができる。

 税抜価格は「立ち上がりテストボックス」3万円、「2ステップテストシート」4万円。

 問合せは同社(☎03・5611・7800)まで。

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