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ビジネス大磯町 ロコモ予防で80%超下肢筋力向上2015年4月16日08時05分

0402oiso.jpg 神奈川県大磯町は3月23日、東海大学体育学部、医療機器・材料メーカーのアルケア(東京都墨田区、鈴木輝重社長)との産官学連携事業「おおいそアンチロコモ教室」の実施結果を報告した。80%以上の参加者の下肢筋力が向上するなど高い効果が得られた。

 同事業は健康寿命の延伸を目的とし、下肢運動機能に特化した予防効果を検証するもの。2014年9月から半年間、月1回の合同教室および自宅での日々の運動・記録で構成される。

 合同教室の初回と最終回には▽体組成▽骨密度▽開眼片脚立ち▽長座体前屈▽5m歩行▽2ステップテスト▽立ち上がりテスト▽下肢筋力――を測定。6カ月間の変化をみたところ、特に直接的に運動能力を測定できる下肢筋力で83.9%が向上し、また立ち上がりテストは61.6%が向上、35.7%が維持という結果となった。

 参加者の平均年齢は69.4歳。初回参加者139人中、最終回までの継続者は118人で継続率は84.9%だった。知識習得・運動・記録・測定のサイクルが高い継続率につながったと同報告は分析している。

 合同教室では①健康講話②下肢特化型運動③下肢筋力測定④レクリエーション――を行う。健康講話は運動に取り組むための基礎知識を習得するもの。自治体の保健師や管理栄養士など専門職の知識も有効活用し、参加者の関心を集めた。

 下肢特化型運動(通称「いけいけ体操」)は91.6%の参加者が「簡単で分かりやすい」と好評。下肢筋力測定は1カ月間の取組みを見える化することで、運動意欲のさらなる向上につながり、77%の参加者が継続参加の理由にあげた。

 また、参加者には日々の歩数や体操の回数等を記録する「いけいけ手帳」と活動量計を配布し、自宅での運動と記録を管理する。参加者の65%が同手帳の記入を通じて「健康意識が上がり、運動量が増えた」と回答し、76.5%が活動量計を使用することで「健康意識が上がり運動を実践した」と回答した。

3600人の筋力値を搭載した「ロコモスキャン」

0402oiso2.jpg 下肢筋力測定にはアルケアの「ロコモスキャン」を使用。膝の下に本体を置き、てこの原理の要領で大腿四頭筋を中心とした下肢筋力を測定する。

 既に医療機関では運動器のリハビリプログラムの計画・評価に導入されており、今後は地域の介護予防教室等での幅広い活用が期待される。

 13年の発売以来、国内16都道府県で約3,600人の筋力値データ(体重比)を独自に取得。年代・性別の平均値と自身の測定結果を照らし合わせることで、リハビリや日々の運動に対するモチベーションを高める指標の1つとなる。

 本体は重量約3.4㎏と軽量かつ小型で、さまざまな現場への持ち込みが可能。測定時間は片脚わずか10秒で、安全・簡単・正確に使用できる。

 このほど、専用のアシストフレームを新発売し商品力を強化した。使用者の腰や脚を測定台にベルト固定する必要がなくなり、作業の手間を軽減。1人あたりの平均工程時間は従来の6分30秒から3分弱まで短縮可能となる。

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