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シルバー産業新聞

石川県サッカー界の草分け  岩脇亮二さん(79)

  「今回は地元開催で、2チーム出してもらえる。そのため、石川県Aチームから、白尾龍之助氏(87)、Bチームから私の高齢者2人が選手として選ばれた。特に白尾さんは子息の明氏(61)と親子出場です。」

 永年一緒に石川県のサッカー界を支えてきた仲間と、地元の大会に出場できることに素直に喜びを噛みしめる。

 他県にも旧知のサッカー仲間がおられ、その人たちと会えるかも知れないことも楽しみだ。

 岩脇さんがサッカーを始めたきっかけは、1947年第2回国体石川大会の蹴球(当時はこう呼ばれていた)県チームの練習を手伝ってから。その後旧制金沢市立工業の蹴球部が発足し、入部。49年には県大会を総ナメにした同校の黄金期を支えた。

 草創期の県のサッカー協会の運営にも尽力し、58年から理事、常任理事、監事などの役職を歴任している。

 63年に40歳以上のサッカークラブからなる西日本OBサッカー連盟が結成されたのを機に、金沢でも同好の士を集めて「金沢フェニックスサッカークラブ」が編成された。当時はまだ、ほとんどが40代が中心のチームだったが、連盟ではユニフォームのパンツの色は、40代が白、50代が黄、60代が赤、70代が銀、80歳以上が金、85歳以上が紫、90歳以上が寿と決めた。

 フェニックスクラブのモットーは、「友好第一 健康第二 得点第三 無理せず 怪我せず 楽しもう」。

 OBサッカーには高齢者にやさしい特別ルールが設けられている。◇試合開始時は高年齢順に11人出場する。◇選手交代は出入り自由。一度退場した選手でも、また交代して出場できる。交代回数制限なし。◇下の年代の選手は上の世代の選手に無理なプレーをしないこと。◇ショルダーチャージ(肩で押す)、スライディングタックルは反則。これらの特別ルールやチームモットーのためか、楽しむことが優先され、怪我はむしろ非常に少ないという。

スポレク大会にも早くから出場し、89年の松山大会では3位に入賞した。98年の第11回スポーツレクリエーション大会(福井)で、サッカーが正式種目となったが、まだ60歳以上の選手は少なく、岩脇さんが中心になって水泳、ジョギング、ソフトボールなどの選手から14、5人をかき集めて、チームづくりをしたことから、高齢者サッカーの推進役となった。

 92年には、地元津幡町のスポーツ賞を受賞、99年には日本サッカー協会功労賞を受賞している。

 日頃は、毎週土曜日にフェニックスクラブの練習を高校のグラウンドで行う程度で、朝晩の軽い体操くらいしか体を動かすことはないという。11月下旬から3月にかけては、週に1回金沢体育館でフットサルを楽しむ。

 地元開催の試合には、長時間出っ放しは無理でも、出られた時間はできるだけグラウンドを走り回るつもりだ。

<2010年度号>

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