ケアマネジャーはじめ介護・医療に携わる皆さまへ様々な最新
情報を深く分かりやすくお伝えする「シルバー産業新聞」です。

Care-new.jp

大中小 テキストサイズ変更RSS

シルバー産業新聞

月間走行500㎞の鉄人 めざすは300勝&全国制覇

マラソン10km

栃木県宇都宮市 鳥取克行さん(74)

05tottori.jpg 社会人時代はもっぱらゴルフと野球だった鳥取さん。マラソンの出発点は57歳のとき、1998年のホノルルにはじまる。友人に誘われ興味本位で参加した初マラソンは「二度と走りたくない」と思うような苦しさを味わった。

 「それが、1、2週間経つと、また走りたい気持ちがふつふつと出てきたのです」(鳥取さん)。ここから怒涛のマラソン生活がはじまる。

 日々の練習は、毎朝5時半に起床し1時間半ほど走り込み。7、8年前からは走る前にストレッチと筋トレを取り入れ、身体のメンテナンスをはかっている。月間走行距離は400㎞台をキープし、ときには500㎞を超えることも。食事面では、自分の畑で育てた野菜のメニューが中心で、自ら打った蕎麦は平日の夕食にあてる。

 大会は5㎞、10㎞、ハーフマラソン、フルマラソンと国内のありとあらゆる市民マラソンに参加。多いときで年間45レースと、ほぼ毎週のペースで出場している。鳥取さんは「レース中は当然苦しいのですが、ゴールしたときに他では味わえない達成感があります」とマラソンの魅力を語る。

 凄いのは出場回数だけではない。63歳のフルマラソンで3時間14分の当時自己ベストを叩きだし、年代別で初優勝を飾る。「表彰台に上ったとき、人知れぬ気持ちよさを感じ、余計にやめられなくなりました」と鳥取さん。06年に全レース通算100勝、110年に通算200勝を遂げ、16年9月15日現在の優勝回数は246回を数える。ねんりんピックの優勝4回も含まれる。

05tottori2.jpg 年間優勝回数は最高で22回。5㎞では70代のアジア記録ももっている。優勝賞品でよかったのは、大田原マラソンの「ビール3ケース」とのこと。「家電はテレビやパソコン、デジカメなどを貰いましたが、多すぎて使い切れません。地元のイベントの景品などに回しています」(鳥取さん)。

 これまで30道府県の大会で優勝している鳥取さん。次なる目標の「通算300勝」、そして全47都道府県で優勝する「全国制覇」に向け、日々鍛錬を続ける。

 「人間楽しては駄目。家族に迷惑をかけないよう自分に苦労をかける」が鳥取さんの理念だ。定年後には「これからは地域に貢献していきたい」とヘルパー2級を取得。介護施設などへお手伝いに出向き、高齢者の身体と健康を支えた。また、パソコンの勉強をするため県のシルバー大学校に入校し、在学中にマラソン愛好会「シルバーいきいきクラブ」を立ち上げ。市民マラソンへ一緒に参加する同志の集まりで、バスをチャーターし遠征に行くことも多い。大会の個人成績・表彰は全て記録し、共有する。「仲間で支え合い、高め合える。私の宝物です」と鳥取さんは語った。

  • SSL グローバルサインのサイトシール