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12月12日は杖の日 元気高齢者をもっと元気に、活動的に

 高齢者になっても元気で生活し続けることは、本人にとって喜びであるとともに、医療費や介護費といった国の経費抑制にもつながるため、とても大切なことです。特に、歩くことは身体的な健康維持向上と、社会参加による意欲の向上につながります。しかし一方で、活動量が増えれば転倒リスクも高まります。高齢者の場合、たとえば大腿骨頸部骨折になれば一挙に活動量が減り、悪くすれば介護状態になる人もいます。そこで「転ばぬ先の杖」の登場です。元気なうちから杖を積極的に活用できるように、おしゃれで実用的な杖の世界を見てみましょう。

全日本福祉写真協会久万重仁氏に聞く

元気なうちからいちに、いちに

IMGP2529.jpg 2014年11月、全日本福祉写真協会の久万重仁代表理事(丸富士社長)が中心となり記念日申請していた12月12日「杖の日」が、日本記念日協会(長野県佐久市、加瀬清志代表理事)に記念日登録された。2年目となる今年は、元気高齢者の集う「ねんりんピック」をPR活動の場として、杖のすばらしさ、ファッション性を訴求するという。久万代表理事に聞いた。

 ――「杖の日」の記念日申請の経緯は。

 介護予防、引きこもり予防(うつ予防)のためには「転ばぬ先の杖」として、元気で活動的なうちから杖を知ってもらい、活用してもらうことが大切という思いからです。

 元気に闊歩する「いちに、いちに」の掛け声から12月12日で申請し、昨年11月に記念日申請が認められました。時期的にもクリスマスやお正月に近く、記念日の認知度を高めることで、子や孫が高齢者に杖を送るイベントにしたいと考えています。

 私自身も東京都大田区、品川区、世田谷区などで、介護ショップや住宅改修事業を経営していることもあり、杖の重要性は日々実感しています。

 ――写真協会の活動との関連は。

 「ひきこもりよ、さようなら」をスローガンに私が代表理事を務める「全日本福祉写真協会」の根底には、障がい者や高齢者が自らカメラを片手に出掛け、写真撮影を通じて健康維持、生きがいづくりを支援する思いがあります。写真コンテストに参加することにより、多くの人に作品をみていただくことができ、我々プロの写真家や芸術家の講評を受け、受賞する楽しみがあります。

 ただ単に外出しましょうではなく、目的づくりをすることで、進んで外出する意欲を喚起するための活動と言えます。

 写真を趣味としない人であっても、杖を片手に街に出れば「映画を見たい」「友人とお茶したい」「買い物したい」「外食したい」等々の目的が見つかります。そうした意味では、杖ひとつで人生観を大きく変えることも決して大げさではないのです。

 写真活動と杖は、目指すところにおいて、関連深いと言えます。

 ――元気な高齢者であればこそ、杖には抵抗感もあると思います。

 たしかに、西洋映画に出てくるようなオシャレ紳士が、杖を片手に街を闊歩するような杖のもつ成功者といったようなステイタス性は、日本には根づいていません。

 ただ一方で、日本の杖メーカーからは、軽量で頑丈な一本杖のほか、折り畳みできる杖、伸び縮みする杖など携行性・汎用性に優れた商品もある。男性向けの高級感あるシックな色使いの杖や、女性向けの外出時の衣装にも合う華やかなデザインの杖など、日本でも評価されるような杖も出揃いました。

 今、足りないことと言えば、そうした素晴らしい杖を見て、触れて、体験して、良さを知ってもらう場が少ないということです。そこで元気高齢者の集う「ねんりんピック」において「杖の日」イベントを開催する運びとなりました。

 ――イベントの詳細は。

 日本を代表する杖メーカーの協力で、各社の商品展示と説明、実際に触れて体験してもらえるイベントを健康福祉機器展「ねんりんピック新聞ブース」(シルバー産業新聞社)で開催します。各社の製品が一堂に会し、持ち具合、軽さ、使いやすさをくらべてもらうことができます。
 ブース内でスピードくじを引いてもらえれば、杖を含む素敵な商品が当たる無料抽選会も開催します。会場にお立ち寄りの方は、ふるってご参加ください。

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