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宇都宮餃子 日本一取り戻す

 今や全国に広がる「日本一宇都宮餃子」について、協同組合「宇都宮餃子会」の事務局長・鈴木章弘さんに話を伺った。

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 きっかけは、餃子購入額日本一という1987年の総務庁(現総務省)の家計調査だった。そこに最初に注目した宇都宮市の職員たちによって、「餃子で宇都宮のPRを」というプロジェクトがスタートし、その後官民が共同で餃子で町おこしを進め、「餃子日本一宇都宮」の名は全国に浸透した。東日本大震災後の風評被害などで、少し勢いを減じた時期を乗り越え、2013年に再び日本一の座を取り戻した。この家計調査は、小売店、スーパーなどで家庭が購入する餃子の額であり、外食や専門店からのテイクアウトは含んでいないというから、宇都宮の人たちの餃子好きは相当なもの。

 なぜ、宇都宮で餃子が好まれるのか。餃子は旧満州から伝わったものとされるが、宇都宮にあった第14師団が持ち帰ったともいわれるが、真相はよく分からない。中国では、主に水餃子として食されるが、宇都宮ではほとんどが焼き餃子。中国にいた人たちが、中国でお手伝いさんが余った水餃子を焼いて食べているのを覚えていて、帰国してから自分たちで作り始めた、という説が強くなっているそう。中に入れる具も、中国では海産物が主で、ニンニクもたれに入れていたそうだが、宇都宮周辺には、小麦(製粉工場があった)、白菜、キャベツ、ニラ、豚など現在のおいしい餃子につながる原材料が多く獲れたことが餃子好きにつながったらしい。戦後、ラーメンが30円の時代に50円の餃子を求めて行列をなしたという。

市内に200軒の専門店

 現在、宇都宮には200軒を超す餃子専門店が、それぞれの特長をもってしのぎを削っている。中華料理店、ラーメン屋で餃子もあります、というのではなく、餃子の専門店。店ごとに、○○餃子と謳っているが、「基本は野菜中心の餃子で、あっさりとしているので、何個でも食べられます」。

 どこの店でも共通しているのは、注文してから焼くこと。焼きたてのパリッとした感触を大事にしているから。焼く時もたっぷりの水を加える。これによって、皮のもっちり感が出る。

 そして、皮の中には他所よりも少し大きめにカットされた野菜がシャキシャキと気持ちの良い歯ごたえ、閉じ込められたジューシーな肉汁が味わいを増す。

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 大震災以前に回復

 大震災では、倒壊する店舗もあり、停電により冷蔵庫や冷凍庫が使えなくなり、営業中断を余儀なくされたところもあったが、それよりも放射能による風評被害で、お客さんが激減した。しかし、「昨年あたりから、客足が戻り始め、宇都宮市民の餃子好きも以前に戻ってきたようだ」という。

 最近は、各地で「宇都宮餃子in○○」といったイベントや「日本一餃子の町へ行きましょう」という旅行者の企画などが目白押しで、鈴木さんは席の暖まる暇がないほどの忙しさ。

 JRや東武の宇都宮駅や観光協会などで「宇都宮餃子MAP」を手に入れて、餃子のはしごをしてみては。

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