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将棋 山口県下関市 粟田勲さん(70)

地元優勝目標

30過ぎて始めた将棋で小学生名人輩出の教室を主宰

kurita.jpg チーム「下関巌流島」のプレーイングマネージャー。自身ねんりんピック出場はは3回目。

 山口県からは、ほかに「長州萩」、「岩国錦帯橋」、「防府天満宮」、「白壁の町柳井」(粟田さん命名)の4チーム、合わせて5チームが出場する。ねんりんピックの将棋は、日本将棋協会山口支部連合会の取組のため、その理事長を務める粟田さんは、県の選手の選抜から、50人の審判などスタッフの手配、調整等に忙しい日々を過ごしている。

 粟田さんの将棋歴はそんなに長くない。身を入れてやり出したのは30歳を過ぎてから。アマチュアとはいえ、本格的にやるには遅い。将棋の本を熱心に読みながらの対局で、実力を蓄えて行った。「当然に頭が柔らかい若いうちに始めるのが強い。晩学ですから全国のトップクラスにはなれない」。しかし、次第に地域の大会でその力は抜きんでて来た。

 一生の趣味のつもりだが、「勝つのが楽しい、嬉しい」という気持ちが、最近では「仲間が出来て、増えてエンジョイできることが、最も嬉しい」という気持ちに変わってきた。

 いま、近くの公民館で小学生の将棋教室を主宰する。5歳からの子ども約100人に将棋の楽しさを教えている。保護者からは、将棋を教えてもらえるだけでなく、礼儀が正しくなった、勉強ができるようになった、と喜ばれている。

 そんな中、粟田さんを喜ばせたのは、2年前、教室の5年生の男の子が、「全国小学生将棋名人」になったこと。我がことのように嬉しかったが、他の子どもに目標が出来て、将棋に今まで以上に取り組むようになったことが、もっと嬉しく感じている。

 将棋のおかげで色んな人と交流できる、色んな所へ出掛ける、そのためにボケないのだと思っている。まさに「一生の趣味」なのだ。

 チームは3人で構成し、持ち時間は80分(各40分)で争う。監督としての手腕と自身の実力で、「目標は優勝」。

 粟田さんは、地元の郷土史家、故澤忠宏氏を師事する郷土史愛好家でもある。2012年には、「ふるさとの義民を訪ねて」を出版。山口県(長州)内の義民についてまとめたもの。義民とは、江戸時代に厳しい年貢の取り立てに困窮した農民らを救うために直訴するなどして身をささげた人のことで、粟田さんは、「正義のために、権力と戦いその一身をささげる民で、死を覚悟で圧政に対抗した行動はまねできない」と愛情を込めて語る。忘れられていた史実、人々を掘り起こしたその著作は、全国の郷土史を愛する人たちから、高い評価を得ている。

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子ども将棋教室の小学生から寄せられた色紙 

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小学生に分かりやすく入門編 

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