ケアマネジャーはじめ介護・医療に携わる皆さまへ様々な最新
情報を深く分かりやすくお伝えする「シルバー産業新聞」です。

Care-new.jp

大中小 テキストサイズ変更RSS

シルバー産業新聞

卓球 秋田市 長谷川正春さん(95) (2017年秋田)

17n_hasegawa.jpg

県最高齢 サーブ磨き 試合のペース掴む

 1991年岩手大会、2001年広島大会に続いて3回目のねんりんピックとなる長谷川正春さん。県最高齢選手として卓球に出場する。「岩手大会は予選リーグを勝ち抜いたが、決勝トーナメントで東京のチームに2対3で惜敗したのを覚えています」。

 ねんりんピックは団体戦。男女シングル各2試合と、ミックスダブルス1試合の計5試合で勝敗を決する。シングルのうち男女とも1人ずつは70歳以上でなくてはないルール。長谷川さんはこの枠での出場になりそうだ。

 小学校の頃、学校帰りに高齢者が集まる卓球場で「ピンポン遊び」をはじめたのがきっかけ。社会人の卓球部で本格的にのめり込んだ。現在は審判員の資格も持つ。

 60~70代の頃は、県大会では出れば表彰台だったと自負する長谷川さん。「さすがに90歳を過ぎてからは、横のステップがだんだん鈍ってきました。入れ替わり交互に打つダブルスはついていくのが難しい」と漏らすも、大一番へ目つきは鋭い。

 卓球道具を見せてもらった。年季が入っているように見えたラケットは使用して5~6年。「通常なら2年ほどで交換じゃないでしょうか」と、長谷川さんは表面のラバーの凹凸をなぞる。

 試合球は「ラージボール」といわれる直径44mmのボール。オリンピック等の世界選手権の公式球40mmよりも少し大きめで、空気抵抗のぶんスピードはやや落ちるそうだ。

 試合に向け、長谷川さんは勝負のポイントとなるサーブを試行錯誤中。順回転、逆回転。わざと回転をかける振りをして、普通に打つ作戦もある。「素直に戦っても運動量で負けてしまいます」。世界選手権などをテレビで観ながら、サーブの技術を研究する。「独特の回転など、いろいろ工夫のしがいがあるのが卓球の魅力です。何とかごまかしながらやります」。

 サーブのときには手の平を広げてボールを隠さないこと、ネットの高さに相当する16cm以上までトスを上げること、などがルールで定められている。なお、トスの高さの上限はない。テレビでよく観る、ボールを高く上げる動作は「切りやすい」、つまり回転がかけやすいからだと長谷川さんは説明する。

 お気に入りの卓球場には運転して通っていたが、「高齢だから危ないと、子どもに車のナンバープレートを外されました」と恥ずかしそう。今は100円バスで近くの練習場へ顔を出している。練習場はいつも卓球で汗を流す人たちで賑わうそうだ。大曲方面から車で1時間かけて来て、1日中打ち込む人も。ピンポンに熱中していた子供たちが、そのまま歳を重ねて遊び続けているようだと、長谷川さんは話した。

 

ねんりんピックしんぶん2017in秋田

  • 【お知らせ】電子版「シルバー産業新聞」
  • シルバー産業新聞申し込み
  • ハンドブック申し込み
  • SSL グローバルサインのサイトシール